中国が感じた日本&韓国の強みとは? 母国メディアが検証「我々は何が劣っているのか」

中国代表はベスト8で韓国に敗戦【写真:ロイター】
中国代表はベスト8で韓国に敗戦【写真:ロイター】

アジア大会は韓国が金メダル、日本が銀メダル、中国はベスト8敗退

 中国・杭州で開催されたアジア競技大会の男子サッカーは、韓国が大会3連覇を達成。22歳以下のメンバーで臨んだ日本が銀メダル獲得、開催国の中国はベスト8敗退という結果だった。中国大手メディア「SOHU」は、「我々は日本と韓国よりも何が劣っているのか」と取り上げている。

 韓国は24歳以下のU-24+オーバーエイジ(24歳以上)を3枠使ったメンバー構成で、決勝で日本を2-1で下して大会3連覇を達成。日本は22歳以下、さらには22人中10人が大学リーグでプレーする選手であるメンバー構成で臨み、タイトル獲得こそ逃したが銀メダルに輝いた。

 準々決勝で韓国に敗れた中国の大手メディア「SOHU」は、「我々は日本と韓国よりも何が劣っているのか」と見出しを打ち、まずは韓国に言及している。

「韓国と日本は、グループリーグで強敵とは対戦しなかった。本格的な苦戦を強いられたのは、準決勝と決勝だけだった。韓国は今大会、使用可能なカードすべてを用い、強力な選手を揃えた。来年のパリ五輪代表のチームはこのチームで決まりと言えるだろう。しかも、日本に勝るとも劣らない技術、北朝鮮に勝るとも劣らない闘争心を見せた。優勝は当然のことだ」

 記事では、日本についても触れており、パリ五輪を含めてこの先の明るい未来を展望している。

「大学生やJリーグのサブ組が中心だった日本にとって、決勝進出は大きなサプライズだろう。発表されたばかりの10月の親善試合の日本代表とアジア大会のメンバーを比べてみると、実はこのチームは同世代の“3軍”。五輪代表チームに選ばれた選手はいない。 来年のパリ五輪代表メンバーに1~2人が選ばれるくらいだろう。ラ・リーガの9月の月間最優秀選手に選ばれた久保建英、リーグ・アンのスタッド・ランスに所属する中村敬斗ら有望株がいることが、日本のA代表の強さにつながっている。もし日本がオーバーエイジの選手を3人加えれば、パリ五輪で金メダルを獲得することも夢ではないだろう」

 中国はライバル国の韓国、日本の背中を追いかけつつ、サッカー界全体の底上げを図る。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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