移籍市場での「売却上手なクラブTOP10」 2010年以降で総額523億円を獲得したのは…

ガゼッタ紙が過去14回の移籍市場での売却額を集計しランキング化

 移籍市場では、どのチームがどれだけの費用を使ったという“買った側”をベースにした話が多くなる傾向があるが、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は反対に“売った側”に着目してランキング化して特集している。2010年シーズンから過去14回の移籍市場でどのチームがどれほどの金額を、選手を売却することによって得たかをトップ10としてまとめている。

 10位はイングランドで“石油王”ロマン・アブラモビッチ会長により高額移籍の選手を買い集めてきた印象のあるチェルシーとなった。その総額は3億4100万ユーロ(約409億円)。代表的なところでは、パリ・サンジェルマンにDFダビド・ルイスを5500万ユーロ(約66億円)で売却したほか、MFケビン・デ・ブライネやFWアンドレ・シュールレ(→ともにヴォルフスブルク)らをブンデスリーガ勢へ、MFフアン・マタ(→マンチェスター・ユナイテッド)やGKペトル・チェフ(→アーセナル)は同じプレミアリーグ勢へと売却している。

 9位もまた、どちらかと言えば買い手側のイメージが強いレアル・マドリードで、3億5300万ユーロ(約423億円)となった。MFアンヘル・ディ・マリアをユナイテッドへ7500万ユーロ(約90億円)で売却したのを筆頭に、MFメスト・エジル(→アーセナル)やFWゴンサロ・イグアイン(→ナポリ)も高額で放出している。そのなかには、FWアルバロ・モラタをユベントスへ2000万ユーロ(約24億円)で一度は売却したものの、買い戻しオプションを行使して今季に復帰させた移籍も含まれている。

 

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