セガのゲームイベントにデル・ピエロ氏が登場

　元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏は9月18日、株式会社セガ本社で開催されたスポーツ育成シミュレーションゲーム「プロサッカークラブをつくろう！ロード・トゥ・ワールド」（以下「サカつくRTW」）のイベントにゲストとして登壇した。イベント後には囲み取材に応じ、「日本の強みは、一致団結したチーム力。お互いの助け合いが素晴らしい」と日本サッカーに称賛の言葉を送っていた。

　来日したデル・ピエロ氏は、16日に行われたJ1リーグ第27節の北海道コンサドーレ札幌と湘南ベルマーレの一戦に急遽来場し話題を呼んでいた。18日には、セガ本社で開催された「サカつくRTW」のイベントに登壇。元日本代表DF中澤佑二氏、「サカつくRTW」プロデューサーの宮崎伸周氏らとともに、事前応募の抽選で選ばれた約50人のファンが観覧するスペシャルトークショーに臨み、自身が選出するベストイレブンなども発表。会場を大いに盛り上げた。

　イベント後は中澤氏、宮崎氏と囲み取材に応じた。親日家として知られているデル・ピエロ氏は日本サッカーについて尋ねられると、「日本の強みは、一致団結したチーム力。お互いの助け合いが素晴らしい」と、その成長度合いに惜しみない賛辞を送っている。

「つい最近のドイツ戦でも、ドイツのホーム、つまり日本にとってアウェーの環境で勝利したわけだが、団結力、チーム力を見せつけていた。この試合ではこの選手が目立ち、ほかの試合ではまた別の選手が活躍した、というのはもちろん各試合あると思うが、今の日本の長所はなにより全体的なチーム力だと感じている」

　2012年に行われた東日本大震災復興支援Jリーグスペシャルマッチにも選手として参加し、日本人選手たちとともにプレーした経験も持っているが、「Jリーグのプレーも見させてもらったが、10年前と比べてスピードが上がった印象を受けた」と感想も述べていた。ユベントスやイタリア代表で長きにわたって活躍したサッカー界のレジェンドは、日本サッカーのさらなる発展に期待を寄せている様子だった。