前田大然の“ゴラッソ未遂” ピタリトラップ→左足一閃…オフサイド判定も英絶賛「最も力強いプレー」

セルティックの前田大然【写真:ロイター】
セルティックの前田大然【写真:ロイター】

前半に裏へ抜け出してネットを揺らすもオフサイド判定で認められず

 スコットランド1部セルティックの日本代表FW前田大然は、9月16日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第5節ダンディ戦(3-0)にフル出場。前田は前半、裏への抜け出しから華麗にネットを揺らしたシーンがオフサイド判定となったなか、英公共放送「BBC」が独自に試合のMVP(最優秀選手)に選出している。

 前線左での出場となった前田。ともに先発を飾ったFW古橋亨梧とともに攻撃を牽引。すると前半、前田に最大のビッグチャンスが訪れる。

 最終ラインからのフィードに一瞬のスピードで抜け出した前田は、後方から来たボールに対し右足で見事なトラップを見せると、左足でネットを揺らす。ゴラッソでの先制弾かに思われたが、副審のフラッグが上がり、オフサイドの判定で得点とはならなかった。

 試合はその後、後半にPKでセルティックが先制。古橋の1ゴール1アシストもあり、3-0で勝利し、開幕5試合を無敗でチームは首位をキープしている。

 こうしたなか、「BBC」ではフル出場した前田のパフォーマンスに言及。「前田のゴールはオフサイドの旗に阻まれた。セルティックは前半45分を支配しており、その時点で先制していてもおかしくなかった」と前半最大の得点チャンスにも触れている。

 そのうえで同メディアは、フル出場し攻守に貢献した前田をMVPに選出。「日本代表FWの前田大然は、前半惜しくもゴールが認められなかったが、セルティックで最も力強いプレーを見せた」と賛辞を贈った。

 開幕から5戦。未だ得点のない前田だが、“ゴラッソ未遂”に見えるように徐々にコンディションを上げてきている。待望のゴールにも現地で期待が高まっているようだ。

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