久保躍動で「レアルは監視している」 “株上昇後”の動向にスペイン紙見解「ベルナベウに戻る可能性」
3ゴール1アシストと爆発的な活躍を披露、保有権50%保持のレアル動向に現地見解
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、ラ・リーガ4試合を終えて3ゴール1アシストと、突出したパフォーマンスを披露している。4試合連続でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されるなど評価が上昇するなか、現地メディアは久保の保有権を50%保持しているレアル・マドリード復帰の可能性に見解を綴っている。
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ソシエダで2シーズン目を迎えた久保は、ジローナとの開幕戦で1ゴール、続くセルタ戦では1アシストをマークと上々のスタートに。第3節のラス・パルマス戦でこそ見せ場を作れなかったものの、グラナダとの一戦では前半9分に相手最終ラインの裏へ抜け出し、チームの先制点を決めると、同点に追い付かれて迎えた同44分には、右サイドからカットインして左足を振り抜き2点目をマークした。
右大腿四頭筋の違和感でトレーニングを欠席し、欠場の可能性も報じられていた久保だったが、終わってみれば2得点に加え、4-1で迎えた後半31分には相手のオウンゴール誘発するチーム5点目にも関与と躍動。シーズン開幕からの好調ぶりは健在で、リーグ4試合を終えて3ゴール1アシストと、突出したパフォーマンスを示している。
そんななか、スペイン紙「スポルト」は「久保建英がレアル・マドリードに移籍か?」と見出しを打ち、久保の活躍ぶりを基に、保有権を50%保持しているレアル復帰の可能性に言及。記事では、今季リーガで3得点を挙げているFWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)、FWウィリアン・ジョゼ(ベティス)と比較され「最も目立っている」と高評価が下されている。
そのうえで「彼は成長し、ますます重要な存在となった。欠点を克服し、長所に磨きをかけている。彼のパフォーマンスは輝きを放ち始めており、成熟し、ゴールで利益を得るようになった選手を見ている一流チームの注目を集めている」と指摘。なかでも、レアルが熱視線を送っている可能性を伝え、この勢いが続くようであれば“白い巨人”が久保再獲得へ本腰を入れかねないとしている。
「レアルは、昨夏にソシエダへ600万ユーロ(約9億4800万円)で売却し、50%の保有権利を得て以来、彼を監視している。22歳という若さには、まだまだ成長の余地があり、復帰の可能性も含めて、彼の成長を見守る価値がある。バスクのクラブは彼に6000万ユーロ(約94億円)の放出条項を課しており、レアルは彼を復帰させるために半分の3000万ユーロ(約47億円)を支払う必要がある。この日本人選手が上昇気流を維持するのであれば、この選択肢も否定はできない」
久保はソシエダ加入1年目の昨季、リーグ戦9ゴール4アシストと活躍。その勢いをさらに加速させるかのように、今季は開幕から3ゴール1アシストと爆発的な活躍を見せ、脚光を浴びている。「スポルト」紙は「今、レアル・マドリードが、レアル・ソシエダでの彼の活躍から恩恵を受け、(マルティン・)ウーデゴールの足跡を辿り(サンティアゴ・)ベルナベウに戻る可能性がある」とも綴るなど、レアル復帰実現の可能性に焦点を当てていた。