不振ドイツ、浅野&板倉のゴールが「監督を追い詰める」 日本との再戦を前に母国紙警戒「日本人は準備ができている」
ブンデスで浅野&板倉がゴールで好調示す
ドイツ代表は現地時間9月9日(日本時間10日未明)に、森保一監督率いる日本代表との母国での国際親善試合を控えている。現地メディアはブンデスリーガで活躍する日本人選手に着目し「日本人は準備ができているようだ」と警戒を強めている。
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昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)で日本と同じC組だったドイツは、初戦で森保ジャパン相手に1-2と逆転負けを喫した。1勝1分1敗でC組3位となり、数多くのタイトルを誇るドイツはまさかのグループリーグ敗退となってしまった。
W杯後もドイツの不振は続く。3月の代表ウィークでペルー代表相手に2-0と勝利するも続くベルギー代表相手に2-3と敗戦。6月の国際親善試合3試合も勝利を挙げることができず、チームを率いるハンジ・フリック監督にも厳しい目が向けられている。
そうしたなか、代表戦前のブンデスリーガで躍動する2人の日本代表戦士にドイツ紙「Süddeutsche Zeitung」が「苦い過去が代表監督を追い詰めている」注目。カタールW杯でもドイツを苦しめたFW浅野拓磨と、DFリーダー板倉滉の直近のゴールを取り上げ警戒している。
ボーフム所属の浅野は2日のブンデスリーガ第3節アウクスブルク戦で2ゴールと爆発。チームを敗戦から救うヒーローとなった。またボルシアMG の板倉は同日に行われたバイエルン・ミュンヘン戦(1-2)で、一矢報いる先制のヘディング弾を決めている。
同紙はまず浅野について「昨年のカタールW杯で勝ち越しゴールを決め、ドイツ代表を屈辱的な敗退に追いやった浅野拓磨はアウグスブルク戦の2ゴールでフリックに挨拶を送った」と報道。強豪バイエルン相手に高パフォーマンスを披露した板倉にも「浅野のチームメイトである板倉滉も、バイエルン戦でゴールを決めた」と触れている。
好調を維持する2人の選手を引き合いに「日本人は準備ができているようだ」と警戒。記事では「フリックに懸かるプレッシャーは相当なものになるだろう」と、W杯以来の再戦を前に注意喚起していた。