来年6月までの10か月間の契約

　日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは現地時間9月1日、スペイン1部FCバルセロナからスペイン代表FWアンス・ファティ獲得を正式に発表した。契約は来年6月までの期限付き移籍となる。

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　バルセロナのカンテラ出身のファティは16歳でトップデビューを飾り、クラブの史上最年少ゴール記録を持つ。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（インテル・マイアミ）の10番を引き継ぐなど将来を嘱望されてきたが、度重なる怪我もあり不動の地位を築くには至っていなかった。

　そうしたなか、今夏ブライトンへの期限付き移籍が決まった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」によると、契約は2024年6月までの10か月間となり買い取りオプションはなし。ブライトンは契約金の80％「週給16万ポンド（約3000万円）、総額700万ポンド（約13億円）」を支払うという。

　ロベルト・デ・ゼルビ監督は「これは我々全員にとって素晴らしい契約だ。アンスが新たな目標に到達する手助けをしてくれると確信している」と喜びの言葉をクラブ公式サイトに残している。また、テクニカル・ディレクターのデイビッド・ウィアー氏も獲得の喜びと、期待の声をあげている。

「アンスをクラブに迎えることができて嬉しく思う。彼は世界で最も高く評価されている若手選手の1人であり、年齢にもかかわらず、国内と欧州のコンペティションの両方で素晴らしい経験を積んでいる。今シーズンはクラブ史上最大のシーズンであり、アンスほどの選手がその一翼を担ってくれることを本当に嬉しく思う。チームに定着し、ロベルトとの仕事に慣れる機会を与えるつもりだが、当然、ブライトンのシャツを着た彼を見るのは楽しみだ」

　左サイドでスタメンを張る三笘とチームメイトとなるファティ。どのような化学反応を示すのだろうか。