リバプールに加入した遠藤航　サラーが挨拶に訪れた動画を公式SNSが公開

　日本代表MF遠藤航は8月18日に、イングランド1部リバプールへの移籍が発表された。背番号は「3」が与えられ、即戦力としての活躍が期待されるなか、リバプール公式SNSはエースのエジプト代表FWモハメド・サラーと遠藤とのファーストコンタクトを動画で公開。海外メディアも「新加入選手への挨拶でサラーが陽気な冗談を飛ばした」と見出しを打ち、注目を寄せている。

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　昨季リーグ戦を5位で終えたリバプールは、主将のMFジョーダン・ヘンダーソン、主力のMFファビーニョがサウジアラビアへと移籍し、中盤の刷新が急務となっていた。しかし、ブライトンのMFモイセス・カイセド、サウサンプトンのMFロメオ・ラヴィアはクラブ間合意まで取りつけたものの、個人合意には至らずに、獲得は失敗に終わっていた。そこで今月17日に遠藤航へと白羽の矢が立ち、18日には正式契約と、急転直下の電撃移籍が実現した。

　リバプール公式X（ツイッター）では、リバプールのクラブハウスでメディカルチェックを行っている遠藤の元にサラーが挨拶に訪れる動画を公開。スタッフに「どこに行くんだい？」と聞かれたサラーは、「ちょっと挨拶して行くよ」と遠藤のいる部屋の扉をノックしてから開いた。サラーに気づいた遠藤は笑みを浮かべて自己紹介し、握手を交わした。サラーから「順調に進んでいるかい？　英語は話せる？」と尋ねられると、遠藤は「順調だよ。英語も話せる」と流暢に返答していた。

　さらに、サラーは「最高の天気へようこそ！」と不敵な笑みを浮かべると、遠藤は「基本的には常に雨が降っているの？」と尋ねると、サラーは「ふふふ…自分の目で確かめるといいよ。だけど、それも慣れてくるさ。今日は本当に良い天気だね。ただ、これからどんどん寒くなっていくよ」と答えていた。

　この一連のやりとりに、海外メディアは「Sportkeeda」が注目。「新加入選手への挨拶でサラーが陽気な冗談を飛ばした」と見出しを打ち、「サラーがイギリスの天気について最高のジョークを披露した」と取り上げていた。

　イギリスの天候は一日の中に四季があると言われているほど変わりやすく、1年を通して曇りや雨の日が多い。なかにはイギリスの天候に嫌気を差して他国リーグへと移籍する選手もいるほどだが、サラーは冗談で笑い飛ばして遠藤を歓迎していた。