メッシらアルゼンチン代表が墜落機に20日前に搭乗… W杯予選時に使用とスペイン紙報じる

シャペコエンセの選手らを乗せた機体がコロンビアで墜落

 ブラジル1部シャペコエンセの選手、スタッフ、幹部らを乗せた旅客機が現地時間29日、コロンビアで墜落した。この墜落したボリビアのチャーター便会社ラミアの「BAE-146」の旅客機は、20日前にバルセロナFWリオネル・メッシらアルゼンチン代表がブラジル代表と対戦した際に、搭乗した旅客機と同じ機体だったことが明らかになった。スペイン地元紙「スポルト」が報じている。

 アルゼンチン代表は10日にロシア・ワールドカップ南米予選でブラジルと対戦し、0-3で敗れた。メッシらアルゼンチン代表が、この試合の移動便として利用した機体が今回墜落したものだったという。

 墜落した飛行機には9人の乗組員と72人の乗客が搭乗していたが、コロンビア東部のアンティオキア県付近で消息を絶った。その後は情報が錯綜していたが、コロンビア警察が76人の死亡と5人の生存者がいたことを発表したと、英紙「ガーディアン」をはじめ複数のメディアが伝えている。

 シャペコエンセはアトレチコ・ナシオナル(コロンビア)とのコパ・スダメリカーナ決勝第1戦へと向かっていたチームのなかには、2012年から14年にかけてJリーグのC大阪や千葉でプレーしたFWケンペス、05年に柏に所属経験のあるMFクレーベル・サンタナら元Jリーガー、そして元神戸監督のカイオ・ジュニオール氏らの名前も搭乗者名簿に記載されていたという。ブラジル1部クラブを襲った突然の悲劇に、衝撃が走っている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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