「オレたちは呪われている」 ポグバがマンUの歴史的な低空飛行に悲鳴

本拠地でウェストハムと1-1ドロー 第13節時点での勝ち点20はプレミア参戦後で最低

 マンチェスター・ユナイテッドは27日の本拠地ウェストハム戦で1-1のドローに終わり、第13節終了時点での勝ち点が20とプレミアリーグの歴史で最低となっていることが明らかとなった。今季史上最高額の移籍金8900万ポンド(約120億円)ユベントスから加入したフランス代表MFポール・ポグバは、チームの不振から「オレたちは呪われている」と悲鳴を上げている。

 ポグバはこの試合で、前半21分にFWズラタン・イブラヒモビッチの同点弾を完璧なクロスでアシストしているが、その7分後に渦中の人になった。相手DFにエリア内で倒されたが、主審は意図的に転んだと判断。シミュレーションの判定でポグバはイエローカードを提示された。これに激怒したジョゼ・モウリーニョ監督は、給水ボトルを蹴りつける激昂ぶりで退席処分を言い渡された。

 フランステレビ局「SFRスポーツ」で、ポグバは茫然自失の様子だった。「オレたちは呪われていると信じ始めている。どのチームがやって来ようが、相手を支配している。アーセナルだろうが、ウェストハムだろうが、だ。自分たちの運気はどこかで変わるのだろうか。その時に掴み取らなければいけない」と、自らに言い聞かせるように語った。

 今季はポグバ、イブラヒモビッチ、MFヘンリク・ムヒタリアン、DFエリック・バイリーと3年連続の大型補強に成功したユナイテッドだが、決定機を作りながらもことごとく外してしまう。偉大なるアレックス・ファーガソン監督の退任後に迷走を続けるユナイテッドは、モウリーニョ政権でデイビッド・モイーズ元監督やルイス・ファン・ハール前監督時代を下回る低空飛行を余儀なくされている。

 

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