なぜ日本人選手はブンデスリーガで活躍できる? 来日のドイツ人記者が即答「答えは極めて簡単」
バイエルン戦の取材で来日したドイツ人記者が持論「多くの面で共通点がある」
ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは7月29日、国立競技場でJ1川崎フロンターレと対戦し、1-0で勝利した。同26日のマンチェスター・シティ戦で敗れていたものの、川崎戦ではドイツ王者の貫禄を示し、日本をあとにした。そんななか、現地取材に訪れていたドイツ人記者は、日本人選手がドイツ・ブンデスリーガで活躍できる要因について「答えは極めて簡単だよ」と即答している。
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昨季ブンデス11連覇を達成したバイエルンは、来日直後の26日にシティと対戦し、接戦の末に1-2で敗れた。29日の川崎戦では1得点にとどまったものの、華麗なパスワークを披露し、試合の主導権を握って勝利。日本ツアーで有終の美を飾った。
試合後、現地取材に日本まで訪れ、普段からブンデスの取材を行っているというドイツ人記者のニコラス・リマー氏に、なぜブンデスでプレー機会を得て、活躍できる日本人選手が多いのかについて尋ねると、「答えは極めて簡単だよ」と即答した。
「日本のサッカーとドイツのサッカーは多くの面で共通点がある。ドイツのサッカーは、規律を重んじ、戦術的なフットボールで、ハードワークであり怠慢を許さない。勇敢にプレスを仕掛け続け、球際に激しかった今日の川崎のスタイルは、ドイツでは非常に評価される。日本のチームは組織的だと聞いている。スペインやイタリアに向かうのであれば、そこにアジャストしていく必要があるだろうが、ドイツに関しては、日本人選手は特に何かを変える必要はないんじゃないかな」
昨季までドイツ1部フランクフルトで主力として活躍していたMF鎌田大地や、長年にわたってブンデスに在籍しているMF長谷部誠を筆頭に、フライブルクのMF堂安律や、シュツットガルトのMF遠藤航、ボルシアMGのMF板倉滉、ボーフムのFW浅野拓磨、ほかにも数多くの日本人選手がブンデスに在籍している。リマー氏の見解どおり、日本人選手の特徴がドイツのサッカーで重宝されていると言えそうだ。
(城福達也 / Tatsuya Jofuku)