ジャパンツアーの来日会見に出席

　フランス1部パリ・サンジェルマン（PSG）は7月23日にジャパンツアーでの来日会見に臨み、ルイス・エンリケ監督やブラジル代表DFマルキーニョス、フランス代表DFリュカ・エルナンデス、スペイン代表MFマルコ・アセンシオが出席。PSGは25日にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド要するサウジアラビアの強豪アル・ナスルと対戦し、28日にJ1セレッソ大阪と戦う。8月1日にはイタリア1部インテルとも対戦する。マルキーニョスは、今回来日メンバーから外れたフランス代表FWキリアン・ムバッペについて言及した。

　ムバッペはレアル・マドリードへの移籍が確実視されていた昨夏にPSGと契約を延長した。しかし、実際の契約内容は2024年までの2年間延長+1年間の延長オプションの形となっており、ムバッペは先日その契約延長オプションを行使しないことをクラブに通達。移籍金ゼロでムバッペを手放すつもりはないPSG側と、契約延長せずにPSGに残る意志を貫くムバッペ側のすれ違いが続いている。

　ムバッペはPSGのアジアツアーのメンバーから外され、フランスに残ってトレーニングを続けている。そのなか、質疑応答でムバッペについて問われたマルキーニョスは「とても繊細な質問」と前置きして「ムバッペはとても強い選手。でもこれは選手が決めることではなく、首脳陣が決めること。もちろん我々はいい選手とプレーしたい。特にこのシーズン、なるべくずっと一緒にプレーしたいと思う」と、同じチームで戦いたいと願望を明かした。

　ムバッペの去就は現在世界で注目されているが、同僚は日本でトレーニングを続け、その動向を見守っていることだろう。