大阪体育大学のサッカー部出身でG大阪DF藤春の先輩

　スコットランド1部セルティックは7月22日、ジャパンツアーの一環でJ1ガンバ大阪と対戦した。この一戦を日本代表FW前田大然のものまねをしている前田大自然さんが現地で観戦。会場では写真撮影に応じるなど熱心にファンサービスもし、セルティックの新ユニフォームを着用して声援を送った。（取材・文＝FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞）

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「偽物なので子供たちががっかりしたりすると少し心が痛い時もあるんですけど、撮影には応じさせてもらっています」

　スキンヘッドやそっくりな顔立ちからものまねをしている前田大自然さん。元々は芸人だったが、辞めてからタクシー運転手へ転職。現在も本業は運転手で、試合日やイベントなどで“前田”として活躍する。

　自身も大阪体育大学のサッカー部出身。G大阪のDF藤春廣輝は2学年下の後輩だ。妻のなおみさんがその風貌から「似ているんじゃない？」と指摘したことからものまねをスタートさせたという。

「芸人時代には（ジネディーヌ・）ジダンや（アリエン・）ロッベンのものまねも少ししていた。前田選手をやらせてもらってからは、芸人をやめたあとだったんですけど、（人気番組の）『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』に出演させてもらった」

　昨年のカタール・ワールドカップ（W杯）では日本代表のものまねをする芸人が集まった「ものまねブルー」の一員として活躍。「前田大自然」は長友佑都のものまねをするブラボー！橋本さんから命名されたという。

「前田全然か前田不自然か前田大自然かの3択で前田大自然になりました」

　髭は少し描いているものの、普段からほとんど“前田大自然”姿。眼鏡はかけているが、この姿でタクシーも運転している。

　現在は、本人から「公認」はもらっていないといい、「新シーズンにできればグラスゴーへ行きたい。今頑張ってお金を貯めています。新ユニフォームも買ったので、公認をもらうことが今の目標ですね。今は勝手にやらせてもらっているので、本当にリスペクトをもってさせていただいているということをきちんと伝えたいです」と、現地観戦も視野に入れている。

　10月の日本代表戦も「ものまねブルー」の仲間たちと観戦予定。もう1つの“日本代表”も森保ジャパンのために努力を続けている。