横浜FMがセルティックとの打ち合いを6-4で制す 攻撃陣爆発…A・ロペス&宮市が2ゴール

セルティックと横浜FMの一戦では合計10ゴールが生まれた【写真:徳原隆元】
セルティックと横浜FMの一戦では合計10ゴールが生まれた【写真:徳原隆元】

セルティック前田が前半にハットトリック達成も、後半に逆転し勝利

 横浜F・マリノスがスコットランド1部のセルティックを迎えた7月19日の国際親善試合は、点の取り合いとなった前半にFW前田大然による凱旋ハットトリックもあったが、横浜FMが6-4で勝利した。

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 セルティックは昨季まで、横浜FM前監督のアンジェ・ポステコグルー氏が率いて多くの日本人選手をラインアップに加えながら戦ってきた。ポステコグルー氏はイングランド・プレミアリーグのトットナム監督就任でチームを去ったが、横浜FMからは昨年1月加入の前田、昨季のJ1MVPで今年1月加入の岩田がこの試合のスタメンに入り、DF小林友希とMF旗手怜央もスタメン。FW古橋亨梧がベンチスタートになった。

 試合は立ち上がり4分、横浜FMの攻撃でMFマルコス・ジュニオールからFWアンデルソン・ロペスへスルーパスが出た場面で、セルティックはGKジョー・ハートが前に出てセーブしたかに思われたがまさかのファンブル。キャッチミスしたボールをロペスが蹴り込んで横浜FMが先制した。しかし直後の前半6分、セルティックはカウンターで旗手から右サイドのFWリエル・アバダへスルーパス。アバダが抜け出すとゴール前の前田にラストパスを入れ、前田が難なく決めて1-1の同点となった。

 両者ともにミスも目立つ中で横浜FMが敵陣に押し込む形を作ったが前半21分、セルティックは左サイドから前進すると間延びした横浜FMの守備陣形の中を逆サイドまで運び、再びアバダが右サイドからラストパス。これを前田が押し込んで勝ち越した。しかし直後の前半23分、横浜FMはマルコスからのラストパスを受けたFW水沼宏太が蹴り込んで同点ゴール。互いにリードを奪った直後に失点した。

 セルティックは前半43分、右サイドに展開すると攻撃参加した岩田が中央にラストパス。ここにフリーで待っていた前田が難なく流し込んでハットトリック達成の勝ち越しゴール。セルティックが3-2のリードを奪って前半を終えた。

 後半に向け横浜FMは攻撃的なポジションで3人、セルティックはGKの交代を行った。後半開始早々の3分に横浜FMは右サイドからのクロスに交代出場のFW植中朝日がゴール前フリーで合わせたものの、枠を外した。そして後半14分、横浜FMは相手DFカール・スタルフェルトがスキの大きなボールの持ち方をしているところに植中が詰め、そこでこぼれたボールをロペスが持ち込んでGKとの1対1を難なく決めて3-3の同点に追いついた。また、この数分前から右足を気にするアクションをしていたセルティックの小林はここで交代になった。

 そして後半21分には横浜FMがセルティックの整っていない最終ラインの背後にパスを出すと、2列目から飛び出した形で途中出場のDF實藤友紀がゴールに流し込み逆転。このタイミングでセルティックは一気に選手交代を行い旗手と岩田も退き、一方で古橋がピッチに入った。古橋は味方からのラストパスをペナルティーエリア内で合わせようとした場面こそあったもののノーゴールに終わった。

 逆に横浜FMは後半40分、右サイドからのクロスにファーサイドでFW宮市亮が頭で合わせて追加点。さらに後半43分にも右サイドからのラストパスを宮市が蹴り込んだ。セルティックも試合終了間際にMFデイヴィッド・ターンブルがミドルシュートを蹴り込み、得点の多く決まったゲームは横浜FMが6-4で勝利を収めた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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