セルティック前田、前半のみでハットトリック達成! 古巣との凱旋試合で高い決定力を見せる

前田大然が前半だけでハットトリックを達成【写真:徳原隆元】
前田大然が前半だけでハットトリックを達成【写真:徳原隆元】

セルティックが前半を3-2とリードして折り返す

 昨シーズン、スコットランド国内3冠を達成したセルティックは、7月19日に日産スタジアムでJ1横浜F・マリノスと国際親善試合で対戦。日本代表FW前田大然が古巣相手にハットトリックの活躍を見せ、前半を3-2とリードして折り返している。

 今シーズンから指揮を執るブレンダン・ロジャーズ監督は、DF岩田智輝を右サイドバック、左センターバックにDF小林友希、インサイドハーフに日本代表MF旗手怜央、センターフォワードに前田と、所属する日本人選手5人のうち4選手を先発で起用した。昨季のリーグ得点王でもある日本代表FW古橋亨梧だけが、ベンチスタートとなっている。

 試合は立ち上がり、MFマルコス・ジュニオールのスルーパスが長くなったと思われたところで、元イングランド代表GKジョー・ハートがキャッチミス。詰めていたFWアンデルソン・ロペスが、このチャンスを逃さずに先制ゴールを挙げた。しかし、セルティックもすぐに反撃を見せ、旗手のスルーパスからFWリエル・アバダが抜け出すと、アバダの折り返しから最後は前田がゴールを決めて、同点に追い付いた。

 さらに前半21分にもセルティックは、旗手、岩田とボールをつなぎ、アバダにスルーパスが出る。アバダが右サイドを破り折り返すと、横浜FMの守備はボールに触れず。ファーポスト際に詰めた前田が楽々と2点目を挙げた。

 その後、2-2に追い付かれたセルティックだったが、またも前田が高い決定力を見せる。中盤で旗手がDF畠中慎之輔に厳しく背後から当たられながらも、すぐに前を向き縦パスを入れる。ここから速攻に出たセルティックは、ボールを右サイドに展開。オーバーラップした岩田がアバダからパスを受けて、1タッチでゴール前に入れると、これを前田が決めてハットトリックを達成した。

 前半35分には、GK一森純が前に出ていたところを判断よくロングシュートを枠に飛ばした前田。最後は一森にゴールを阻まれていたが、それでも次のチャンスで確実にゴールネットを揺らし、凱旋試合の前半だけで見事なハットトリック達成となった。

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