“ダービー2発”のスソが放ったエースの輝き 「ミランに相応しい存在だと証明したかった」

終盤の失点でのドローを悔やむ

 スソは昨季チームを率いたミハイロビッチ元監督から、リーグ序盤戦で4-3-1-2システムのトップ下で1試合起用されたが機能せず。その後1月にジェノアへ期限付き移籍し、6得点2アシストと活躍。今夏ミランに復帰後も、クラブはベティスへ完全移籍で放出する方針だったが、プレシーズンでの活躍によりヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が残留を求めて、ミランで不可欠なアタッカーとなった。

 スソは今回のミラノダービーを前に、ある誓いを立てていた。「ゴールを決めたら歩いて帰る」と語っていたが、試合後には即座に前言を撤回した。

「僕たちは勝てなかった。だから、僕は歩いて帰らない。ゴールを決めるなんて不可能にも思えたけど、できた。それでも引き分けだったんだ。いいパフォーマンスだったけれど、最後の20分間は自陣に引き過ぎてしまった。そして、インテルがギアを入れてしまった」

 日本代表DF長友佑都が途中出場したインテルは、終盤に意地の攻勢を見せていた。ミランは勝ち点1に止まったが、スソは圧巻の2ゴールでミランの歴史にその名を刻んだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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