U-17アジア杯、決勝の“日韓戦”に韓国注目「種目と年齢を問わず『宿命の対決』」 昨年の同年代対決は日本が勝利「雪辱戦」

U-17アジア杯決勝の日韓戦に韓国メディア注目【写真:Getty Images】
U-17アジア杯決勝の日韓戦に韓国メディア注目【写真:Getty Images】

U-17アジアカップ初の決勝での日韓戦が実現

 U-17日本代表は6月29日、U-17アジアカップの準決勝でU-17イラン代表と対戦し、3-0の勝利を飾った。若き日本代表は大会連覇を懸け、7月2日の決勝へと進出。一方、対戦相手は準決勝でU-17ウズベキスタン代表を1-0で下したU-17韓国代表に決まった。この大会決勝での日韓戦は史上初となったなか、韓国メディア「メディアペン」はアジア王者を懸けた戦いに注目している。

 日本は準決勝で前半10分、左サイドでドリブル突破が持ち味のMF川村楽人が縦に仕掛けるとマイナスのラストパス。そこにMF矢田龍之介が走り込むと左足シュートでゴール左上を正確に捉えて先制点を手にした。さらに同25分、MF佐藤龍之介が放ったシュートを相手GKに弾かれたところ、セカンドボールをMF山本丈偉が前方へつなぎFW望月耕平がペナルティーエリア内から冷静にゴール。2-0とリードを広げた。

 前半途中からの豪雨や雷の影響で試合は後半の序盤に約10分間中断するアクシデントもあったが、動じなかった日本は後半29分、ペナルティーエリアのすぐ外、やや左サイド寄りで得たフリーキック(FK)のチャンスを獲得。佐藤とFW名和田我空はキッカーを巡ってじゃんけんし、勝者の佐藤がジャンプする壁の下をグラウンダーで抜くシュートを決めて3-0とした。

 快勝した日本と決勝で戦うのは韓国。「メディアペン」は「決勝戦は韓日ビッグマッチに決まり、サッカーファンの関心が高まっている。種目と年齢を問わず『宿命の対決』という修飾語がいつも付いてくる韓日戦が決勝で実現」と報道した。韓国は21年ぶり3度目の優勝に挑戦。韓国は今大会15得点4失点で、日本は19得点6失点。同メディアは「攻撃と守備力は大きく優劣がない」と互角の戦いを展望している。

 昨年6月、仙台で開かれたU-16インターナショナルドリームカップでは日本が3-0で勝利。韓国にとっては「雪辱戦を兼ねた日本との決勝」と位置付けているようだ。

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