久保建英は「移籍しない」 ナポリ関心説にスペインメディアが指摘「予期せぬことが起こる恐れはない」

ソシエダで活躍した久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダで活躍した久保建英【写真:Getty Images】

久保本人はソシエダでの2年目のプレーに意欲

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、レアル・マドリードから完全移籍をした今季に充実のシーズンを送った。イタリア1部ナポリが獲得に関心を示しているとされるが、スペインのラジオ局「カデナ・セール」は「久保は移籍しない」と取り上げている。

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 久保は昨夏、レアルからソシエダへ完全移籍し、5年契約を結んだ。迎えた所属1年目の今季、ラ・リーガ35試合に出場して同リーグで日本人選手最多記録となる9ゴール、さらには7アシストを記録。チームの4位(21勝8分9敗)フィニッシュと、10年ぶりのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。

 日本代表の6月シリーズでも、先発出場した15日のキリンチャレンジカップ・エルサルバドル代表戦(6-0)で自身A代表2点目となるゴールを決めるなど存在感を発揮。来季の活躍にさらに期待が膨らむ。

 そのなかで、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などが、今季セリエA優勝を飾ったナポリが久保に対して関心を示していると報じた。しかし、スペインのラジオ局「カデナ・セール」は、「久保はチュリ・ウルディン(ソシエダ)でのことしか考えていない。7月17日からプレシーズンのトレーニングが始まるが、ソシエダで予期せぬことが起こる恐れはない」と伝えている。

「久保に関しては、『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙で、ナポリがイルビング・ロサーノの後釜として興味を持っていることが報じられた。ナポリは数か月前から久保を狙っていたという。そして、会長と監督が獲得話に同意しているという話もある。久保の市場価値は2000万ユーロ(約31億2000万円)だとも言われている。しかし、ソシエダはナポリの関心について何も知らない。誰も正式なオファーを出していない。いずれにせよ、ソシエダはオファーに耳を傾けてはいないし、アメリカ遠征のため久保を計算に入れている。契約解除金は6000万ユーロ(約94億円)。そして、本当に獲得を望むなら、まずは久保自身を納得させなければならない」

 現時点で、久保がナポリに行くというシナリオは、起こりうる可能性は低いようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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