日本戦で「腹を立てた」 南米ペルー“激しい口論”の瞬間に母国騒然「叱責する姿を目撃」

日本代表と対戦したペルー代表【写真:高橋学】
日本代表と対戦したペルー代表【写真:高橋学】

2失点後、ペルー主将が同僚とピッチ上で言い合い

 ペルー代表(FIFAランキング21位)は、6月20日に行われたキリンチャレンジカップで日本代表(同20位)に1-4とまさかの大敗を喫した。日本での惨敗が母国メディアでも大きくクローズアップされたなか、2失点後にピッチ上で起きた口論シーンが話題を呼び、現地メディアもその瞬間に注目している。

 敵地で日本との一戦を迎えたペルーは序盤から積極的に相手ゴールを目指すも前半22分、DF伊藤洋輝に先制ミドルを叩き込まれて1点のビハインドを背負う。負けじと同31分、FWジャンルカ・ラパドゥラが決定機を迎えたが、GK中村航輔と1対1の状況から放ったシュートは枠外へ外れた。

 逆に前半37分、MF鎌田大地のパスを受けたFW三笘薫に追加点を許し2点ビハインドで前半を折り返すと、後半は受け身に。後半18分、左サイドを抜け出した三笘のパスからFW伊東純也、同30分にはFWミスから前田大然にそれぞれゴールを許し4失点。同38分にMFクリストフェル・ゴンサレスが1点を返すのがやっとだった。

 まさかの惨敗となったこの試合、2失点目を喫した直後に事件が起きていた。ゴールが決まったあと、39歳で主将のベテランFWパオロ・ゲレーロは真っ先にMFクリスティアン・クエバのもとへ。そこで両者が身振り手振りを交えながら互いの意見を主張し合うように激しく口論する姿が目撃されていた。

 このシーンにペルーメディアが続々と反応。「Diario Trome」は「パオロ・ゲレーロ、日本の2点目を許したクエバを非難」と見出しを付け「チームメイトのミスを指摘した」と伝えれば、「libero」でも「ペルー代表のキャプテンが腹を立てた」「叱責する姿を目撃」などと報じている。

「libero」では口論に発展した理由にも言及。ゲレーロは試合後、クエバがチームの戦術的な約束事を守れなかったことが背景にあったことを明かし、同選手は「もし私がフルバックにプレスをかけたら、ラパドゥラは6番、クエバはフルバックにつくようにと、フアン(・レイノソ監督)は私たちに言っていた」などとコメントしている。

 実際、2失点目のシーンでは、ゲレーロが日本のセンターバックへプレスをかけたものの、右サイドバックを務めた菅原由勢へのプレスは甘かった。この場面でクエバが間合いを詰めていれば失点を防げた可能性もあっただけに、思わず激しく詰め寄ってしまったようだ。

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