「目の前のことに集中したい」と6月シリーズの勝利を誓う

　ポルトガル1部ポルティモネンセのGK中村航輔は、約2年ぶりとなる日本代表招集を受け、6月12日から始まったトレーニングキャンプに姿を見せた。2022-23シーズン、所属するポルティモネンセは、シーズンを15位で終えて1部残留を決めたが、1年間を通して中村の好セーブに助けられる場面が多かった。

　欧州の舞台で頼もしいプレーを見せる中村だが、日本でプレーしていた時とは風貌が大きく変わった。坊主頭に髭というワイルドな風貌への変化について、「向こうに馴染もう、ということで。こういうスタイルも自分は嫌いじゃない」と、理由を明かした。

　2018年のロシア・ワールドカップ（W杯）のメンバーに名を連ねたが、4年後のカタールW杯はメンバー入りできなかった。それでも、「代表チームがあのW杯の舞台で輝いたのは、日本国民として、同じ日本人選手としてとても嬉しかった。また、そういったグループの一員に入れたことは嬉しい」と、代表復帰を喜んだ。

　3年半後には、2度目のW杯出場を目指すことになるが、「長い期間、代表活動をして、掴み取っていくものだと思っていますので、目の前のことに集中したい。（6月シリーズも）チームとして勝利を目指したうえで、自分自身のパフォーマンスでチームに貢献できればいい」と、チームに貢献することを誓った。