古橋亨梧が「自分でもびっくりするぐらい興奮した」一撃とは? 芸術的ボレーを“自賛”「ゴールを見ずに振った」

セルティックの古橋亨梧【写真:ロイター】
セルティックの古橋亨梧【写真:ロイター】

古橋は今季得点王に輝いた

 スコットランド1部セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧は今季スコットランドリーグMVPと得点王(27得点)に輝くなど充実のシーズンを送った。今月の日本代表戦でのパフォーマンスにも注目が集まるなか、クラブの公式YouTubeチャンネルで自身のゴールを解説している。

 古橋はリーグ戦で27得点をマークするなどエースFWとして躍動し、セルティックの国内3冠獲得(リーグ戦、リーグ杯、スコティッシュ杯)に大きく貢献。現在は来季の去就動向が注目され、アンジェ・ポステコグルー監督がイングランド1部トッテナム監督に就任したことから引き抜きも噂される。

 そんななか、古橋は過去も含めてクラブの公式YouTubeチャンネルで自身のゴールを解説。まずは加入した年の2021年12月19日、スコティッシュ・リーグカップ決勝ハイバーニアン戦(2-1)だ。後半6分にコーナーキックから失点し、嫌なムードが漂いかけたがその1分後、まずはMFカラム・マグレガーの浮き球パスに反応すると、トラップから左足を振り抜き同点ゴールを奪取した。続く同27分にはMFトム・ロギッチのフリーキックのリスタートから相手最終ライン背後へ抜け出すと、前目のポジショニングを取っていたGKの頭上を越す技ありループ弾を叩き込み、勝ち越し弾を奪取した。

 この勝ち越しゴールについて古橋は「ボールが止まって、普通だったらみんなが上がるのを待つけど、僕たちはプレーをし続けるのがプレースタイルでもあるので、トムが置いた時にパスを出してくれるかなと思って、準備していたらいいパスが来た。あとは落ち着いてふわっと打った。入って良かった」

 次は古橋も“自賛”の一発。2022年5月14日、2ゴールを挙げたリーグ最終節のマザーウェル戦の2得点目だ。前半44分にこの日すでに1点を挙げていた古橋が輝く。右サイドからの浮き球に反応し、タイミングよく相手最終ラインの裏へ抜け出した古橋が、背後からのボールをダイレクトで合わせる芸術的ボレーでこの日2ゴール目を叩き込んだ。

「これはもうトミー(トム)のパスが最高過ぎて、ほぼトニーのゴール。あとは流れで振った。とにかくボールを見てゴールを見ずに振った。すごいゴール。自分でもびっくりするぐらい興奮した」

 ほかにも今季に入ってからのゴールもいくつか解説している。公式戦では30ゴール以上を決めた古橋にとって、1点1点が心に残っている一発のようだ。

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