エジルがレアルで身に付けた一流の処世術 「自分をコントロールする術を学んだよ」

「とにかく楽しむこと、今もそうやっている」

「すべての試合に勝たなければならない。もし10連勝を飾っていても、次のホーム戦で格下相手に引き分けたとする。すると重圧がかかってくるんだ。だからマドリードで、僕は常に重圧に置かれるなかで自分をコントロールする術を学んだよ」

 エジルが称賛したロナウドも、今季は得点ペースが伸びないことを地元メディアから批判されている。針のむしろでプレーするような環境だが「とにかく楽しむことだ。子供の時のように楽しんでサッカーすること。それは今も僕はそうやっている」と、周囲の声に惑わされないことが大事とした。

 同じ世界的なクラブでも、アーセナルはレアルに比べれば外圧は幾分かおとなしいのだろう。“アシストキング”がその才能を遺憾なく発揮している理由は、レアル時代に身に付けた処世術にあるのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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