U-20W杯、日本は2001年以来出場6大会ぶりのグループリーグ敗退 世界一の目標達成ならず

U-20日本代表【写真:Getty Images】
U-20日本代表【写真:Getty Images】

他グループの結果次第だったものの、奇跡の突破はできなかった

 U-20日本代表は、アルゼンチン開催のU-20ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント進出にわずかな望みをかけて他国のグループリーグ最終戦を見守る形になったが、無念の敗退が決まった。出場した大会では2001年大会以来で決勝トーナメント進出を逃した。

 日本は初戦をアフリカ王者セネガルに1-0で勝利していい形で大会に入ったものの、第2戦では南米の雄コロンビアに1-2で逆転負け。そして最終戦ではイスラエルを相手に先制して、相手が退場処分で10人になったあとに2失点して1-2の逆転負けを喫する失態を演じてしまい、勝ち点3の得失点差マイナス1のグループ3位で終えていた。

 この大会は6グループの各組2位以内と、3位のうち上位4チームが決勝トーナメント進出する形式だった。しかし、最終日を残して3位の中で4番目の成績だった日本は厳しい条件になっていた。そして、E組とF組の試合が終わった時点で日本は3位の中で6番目の成績となり敗退が決まった。

 過去にワールドユースとも呼ばれていた大会で日本がグループリーグ敗退を喫したのは01年大会以来。09年から15年まで4大会連続でアジア予選での敗退だったことから、出場大会では6大会ぶりに決勝トーナメント進出を逃す結果になった。21年大会は新型コロナウイルスの影響で中止されていたため、直近の大会になる19年大会は決勝トーナメント1回戦で敗退。過去最高成績は、MF小野伸二ら「黄金世代」と呼ばれた選手たちを擁した1999年大会で準優勝を果たしていた。今回は、世界の頂点を目標に掲げていたが、達成することはできなかった。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング