川崎がリーグ連敗ストップ 小林悠が今季初スタメンで先制弾、ホームで柏を2-0撃破

先制点を決めた川崎の小林悠【写真:Getty Images】
先制点を決めた川崎の小林悠【写真:Getty Images】

前半の小林&登里弾で2点リード、柏の反撃を無失点に抑える

 J1リーグ第15節が各地で行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレと柏レイソルが対戦した。リーグ戦2連敗中の川崎に対し、柏は井原正巳新監督の初陣となった前節、首位のヴィッセル神戸戦に1-1と引き分けて、この試合に臨んだ。

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 直近のルヴァン杯・浦和レッズ戦(1-2)を含むと公式戦3連敗中の川崎は、開始早々に4-3-3右ウイングに入ったFW家長昭博がクロスを送る。ペナルティーエリア内でこぼれたボールに今季初先発のFW小林悠が反応して左足でシュートを放ったが、DFにブロックされて左に逸れた。CKを蹴りに行く際、MF脇坂泰斗は両手を広げてサポーターを煽り、ホームで連敗を止めたい意欲を見せた。

 その後も柏を押し込む川崎は、前半7分にも左サイドからサイドチェンジのボールを受けた家長がエリア外から鋭いシュートを枠内に飛ばしたが、GK松本健太に防がれている。同11分にも川崎は、脇坂がポストプレーからゴールを狙ったが、相手DFに対応されて良い状態でシュートは打てずにボールは右へ逸れていった。同17分には、脇坂が直接フリーキックでゴールを狙うが左サイドネットに外れ、スコアを動かせない。

 それでも前半21分、相手のスローインからのリスタートでプレスをかけた小林がボールを奪うと、そのままエリア内左にボールを持ち込み、右足を振り抜いた。このシュートがゴール右隅に決まり、川崎が先制した。その後も一方的に攻める川崎だが、同32分に家長のクロスにMFジョアン・シミッチが合わせたヘッドが左に外れるなど、追加点を挙げられない。

 前半34分にはボール回しのなかで、最終ラインと同じ高さにいたGK上福元直人がプレスをかけられてキックミス。こぼれ球に素早く反応したFW細谷真大が無人のゴールを狙ったが、シュートは右へ外れている。ここから再び川崎が攻め込む。なかなか追加点を挙げられなかったなか、アディショナルタイムにDF登里享平が左サイドからエリア内のMF脇坂泰斗とパス交換をして強烈なシュートをゴール右に決め、ハーフタイム突入目前に2点目を決めた。

 後半に入ると、試合はよりオープンになる。ハーフタイムの選手交代でMF武藤雄樹とFWフロートを起用した柏は、後半6分に武藤がシュートを放つが右に外れる。同11分には川崎もチャンスを作ったが、MF大島僚太のシュートは左ポストに嫌われた。

 2点を追う柏は、後半35分にDF立田悠悟がヘディングでボールをクリアしようとした際、オーバーヘッドシュートを狙った小林の足が頭に入り、脳震盪の疑いで交代となる。試合再開後、攻め込んだ柏だったが、今季ここまでリーグ最少得点の9点のチームは得点を挙げられず。ホームの川崎が2-0で勝利して、リーグ戦の連敗を2でストップした。

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