浦和、ルヴァン杯初勝利! 川崎に土壇場2-1逆転勝ち、グループ自力突破の可能性残す

浦和が2-1で川崎に勝利【写真:Getty Images】
浦和が2-1で川崎に勝利【写真:Getty Images】

前半早々に失点もカンテが同点ゴール、土壇場のオウンゴールが決勝点に

 浦和レッズは5月24日にルヴァンカップのグループステージ第5節で川崎フロンターレをホームに迎え、先制点を許すも後半に逆転して2-1の勝利。開幕から5試合目で初勝利を挙げ、最終戦に自力突破の可能性を残した。

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 ここまでグループステージ4試合連続引き分けの浦和は、直近のリーグ戦からスタメン11人を全員入れ替え。ユース所属で2種登録の17歳MF早川隼平がトップ下に起用され、右サイドにMFダヴィド・モーベルグ、左サイドにMFブライアン・リンセン、前線にFWホセ・カンテといった外国籍選手たちの中央に入った。

 試合はあっさりと動いた。前半3分、川崎は右サイドからのボールをファーサイドで足もとに収めたFW瀬川祐輔がニアサイドにシュートを流し込んで先制して1-0のリードを奪った。その後は浦和がボールをキープしながら攻め込む時間が長くなった。ボランチのMF平野佑一から縦パスが入る回数も増えたが、ほとんど同時にプレーしたことのない前線は簡単に噛み合ってこず、ペナルティーエリア外からの強引なシュートはあったものの川崎のリードで前半を終えた。

 後半も浦和ボールが長くなるなかで迎えた後半6分、シンプルに相手の背後に入れたボールからセカンドボールの奪い合いでものにすると右サイドのモーベルグに展開。モーベルグはシンプルにボールを中央に流し込み、相手と競り合いながらキープしたカンテが反転して強烈な左足シュートを決めた。今季が開幕してからの獲得になったギニア代表FWは、これが浦和加入後の初ゴールになった。

 その後も浦和ボールの長い展開になり、後半15分には負傷離脱していた主将のDF酒井宏樹を交代投入。5月6日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦から公式戦4試合ぶりの出場になった。勝ち越しゴールが必要な状況に右サイドから前線に力強く駆け上がるプレーも見せた。

 両者ともにグループ突破のために勝利が欲しいゲームは後半44分、浦和が右サイドから酒井が入れたクロスがゴール前の混戦でMFジョアン・シミッチがオウンゴール。浦和が2-1の勝利で試合を終え、今大会初勝利で最終戦に自力突破の可能性を残した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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