イニエスタはリーグ戦3試合ぶりのベンチ外

　ヴィッセル神戸は5月20日のJ1リーグ第14節で柏レイソルと対戦し、1-1で引き分けた。この試合に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタはベンチ入りせず。リーグ戦3試合ぶりのベンチ外になったことについて、吉田孝行監督は「そこはコメントは控えます」と、理由は説明しなかった。

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　この日は思うようにボールをつなげなかった神戸。“たられば”にはなるが、もしイニエスタがいれば、もう少しボールを保持して試合も違う展開になったのかもしれない。

　そんな指摘を受けたMF齊藤未月は「ピッチの中では、良くしようと思いました。僕も相手が前から3枚で来ているのはわかっていたので、上手くその後ろでボールを受けてあげて、つなげていきたいというイメージはありました。けど、それをピッチでやっていくのは、そんなに簡単ではない。僕1人が考えていても駄目だし、少なくとも中盤の3人と後ろの選手3人が関わってこないと、簡単にはいかない」と説明した。

　そして「でも、例えばアンドレスがいれば、彼はそこを難なくこなせる。適切なポジションを常に取って、適切な判断、相手が嫌な判断を常に取れる選手。そういう選手を見て、練習でもやれていることはすごくプラス。彼の力が必要になる時も必ず来ると思う」と練習からイニエスタに学び、より近づいていく考えを示した。

　監督が交代して、試合前に想定していたこととは、多少、柏が違うことをしてきたことによる戸惑いもピッチ内にはあったという。そんな時も百戦錬磨絵のイニエスタがいれば、また結果は違っていたのかもしれない。