マンチェスター・シティがレアルに4-0で圧勝　合計スコア5-1で決勝に進出

　イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間5月17日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2戦で昨季王者レアル・マドリードと対戦し、4-0と圧勝。合計スコア5-1で決勝へと駒を進めた。そんななか、ジョゼップ・グアルディオラ監督と中心選手のベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネが試合中に見せた激しい口論が反響を呼んでいる。

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　難所サンティアゴ・ベルナベウでの第1戦を1-1で凌いだシティは、無類の強さを誇る本拠地エディハド・スタジアムで迎えた第2戦で、昨季王者を相手に圧倒的な強さを見せつける。試合開始から猛攻を仕掛け、幾度となく決定機を演出すると、前半23分、スルーパスに抜け出したポルトガル代表MFベルナルド・シウバが左足でニアを撃ち抜き先制すると、同37分には敵陣ペナルティーエリア内で高く浮いたこぼれ球を再びシウバが頭で押し込んで追加点。ワンサイドゲームの展開で前半を折り返した。

　後半に入ってもギアを緩めないシティは同31分、セットプレーをスイス代表DFマヌエル・アカンジが頭で合わせたボールが相手DFミリトンに当たり、そのままネットを揺らした。同アディショナルタイムには、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスが完璧な抜け出しから4得点目を決め、2年ぶりとなるCL決勝への切符を掴み取った。

　そんななか、試合中にペップとデ・ブライネの間で起きたいざこざが世界で反響を呼んでいるようだ。後半開始早々にハーフウエーライン付近でボールを受けたデ・ブライネがドリブルを開始したが、相手守備陣の人数が揃っていたこともあり、囲まれてあっさりボールを失ってしまう。これを間近で見ていたペップは激昂。それに対し、デ・ブライネも指揮官に対して不満のジェスチャーを示していた。

　フランス放送局は公式ツイッターで両者のやりとりを動画で投稿しており、ペップがボールロストしたデ・ブライネに対して「パスしろ！」と一喝した際、デ・ブライネが「黙れ！黙れ！」と叫び、応戦している場面が明かされていた。このシーンを受け、英紙「ザ・サン」は「試合中にペップとデ・ブライネが激しく口論する姿が目撃され、決勝はウイングバックで起用されてしまうというジョークまで飛んでいる」と見出しを打って大々的に取り上げている。

　記事では「2-0の局面にも関わらず、デ・ブライネは冷静さを失っていた。ミリトンにボールを奪われた時、取り戻そうとするどころか、タッチラインを振り返り叫んでいた。ペップの怒鳴り声に苛立ったようで、激しいジェスチャーを見せていた」と説明している。後半39分にデ・ブライネが途中交代する際、ペップは温かくハグで迎え入れていたため、大事には至らないことが想定されるが、温厚として知られるデ・ブライネが見せた姿に注目が集まる格好となった。