古橋亨梧は「重要な場面でずば抜けていた」 PFA年間最優秀選手賞…セルティックOBも絶賛「違いは明らか」

セルティックの古橋亨梧【写真:ロイター】
セルティックの古橋亨梧【写真:ロイター】

今季公式戦30得点を挙げる活躍でチームに二冠達成に貢献

 スコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧は今季公式戦30得点を挙げる活躍でチームに二冠達成に貢献し、SPFA(スコットランドプロサッカー選手協会)年間最優秀選手賞に選出された。セルティックOBチャーリー・ニコラス氏も自身が選ぶ最優秀選手として古橋の名を挙げ、「キョーゴは重要な場面でずば抜けていた」と称賛した。

 スコットランドでの2シーズン目の古橋は今季もゴールを量産。スコティッシュ・プレミアシップでは33試合24得点を決めて得点ランキングトップを走り、カップ戦も含めると公式戦46試合で「30」と得点の大台に到達した。

 元スコットランド代表のニコラス氏は英紙「スコティッシュ・デイリー・エクスプレス」で古橋への惜しみない賛辞を送っていた。

「古橋亨梧は私が選ぶプレーヤー・オブ・ザ・シーズンだ。セルティックに彼がいるのといないのとで違いは明らかだ。この日本人ストライカーはまだ4試合を残して30得点に到達した。これはとてつもないことだ」

 現地時間5月13日に行われた宿敵レンジャーズとの“オールドファーム”(ダービーマッチ)で古橋は先発を外れ、後半から途中出場にとどまりチームも0-3で敗れた。ニコラス氏は古橋の不在が大きな影響を及ぼしたいい例だったと語っている。

「先週イブロックスで行われた試合では、この28歳のスピード、動き、運動量がセルティックにとってどれほど恋しかったか。キョーゴの代役であるオ・ヒョンギュはあとはレンジャーズのGKだけというチャンスを逃した。キョーゴなら決めていた絶好のチャンスだった。彼はいつもゴールスコアリングポジションを狙っている。そしてチャンスを逃したとしても、彼は怯むことなく再びゴールを狙う。彼は決して止まらないんだ」

 そして、ニコラス氏は今季のリーグMVPを争った選手としてマザーウェルのオランダ人FWケビン・ファン・フェーンとハーツのスコットランド代表FWローレンス・シャンクランドの名前を挙げたが、この2人との比較で「キョーゴは重要な場面でずば抜けていた」とその安定したパフォーマンスを高く評価していた。

 イングランド1部クリスタル・パレス移籍の噂が浮上するなど去就も注目される古橋だが、セルティックに欠かせない存在とし絶大な支持を受けている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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