「落ちることで次の勢いになる」 挫折を糧に這い上がってきた本田がJ2降格の名古屋にエール

日本代表エースが古巣の反転攻勢に期待 「一つの失敗の捉え方だと思う」

 日本代表FW本田圭佑は、3日のJ1リーグ最終節でJ2降格が決まった古巣の名古屋グランパスに対し、「落ちることで次の勢いになる」「いちグランパスファンとしてサポートしていきたい」とエールを送っている。

 8日に茨城県内でトレーニングをした後に取材に応じた本田は、2005年に星稜高校を卒業後にプロデビューを果たし、07年末まで所属した古巣の名古屋がJ2降格の憂き目に遭ったことを受け、こう語っている。

「落ちること自体はそんなに悪いことではないんじゃないかなと思って。端から見ると思うんですけど。その一つの失敗の捉え方だと思う。落ちることで次の勢いになるという考え方がある。自分としては人生でそういう道を歩んできたし。名古屋がそういう時期にあると考えれば、この後下降気味のところから、一気に以前いた場所を越えていくような曲線になること。実際にJ2に落ちて、今J1にいて結果を残しているチームがすごく多い。チャンスと捉えるべきなんじゃないかなと」

 近年でもJリーグの覇者となったクラブにはガンバ大阪や柏レイソルのように、J2から昇格した年度に即J1優勝を果たしたクラブがある。昨季まで連覇のサンフレッチェ広島や、今季のリーグ年間1位を決めた浦和レッズもJ2降格経験のあるクラブだ。本田もそうした前例のある反転攻勢に、名古屋が打って出ることを期待しているようだ。

 

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