川崎での4年間で積み上げたゴールは82

　さらに、CSや天皇杯が残るタイミングで移籍話が浮上した点について謝罪し、ブログで思いを打ち明ける経緯を説明している。

「本当なら、天皇杯、チャンピオンシップが終わるまで、こういう話をせず、試合に集中したかったけど、何も言わずに過ごすほうが、チームのみんなにも迷惑をかけるし、オレ自身も集中できない。絶対にチャンピオンシップで勝ちたいから。そのために、クラブに相談して、このタイミングで、こんな話をすることを話し合って決めました」

「こういう話をせず、試合に集中したかった」と苦悩していた事実を明かしつつ、最後はクラブ初のタイトル獲得を誓った。

「フロンターレでタイトルを取りたい。その気持ちは変わりません。何が何でも優勝したい。それがオレの今の気持ちです！」

　大久保は川崎で3年連続得点王に輝き、積み上げたゴールは実に「82」。果たして、川崎の絶対的エースはCS、そして天皇杯でも勝利に貢献し、置き土産としてクラブに初タイトルをもたらすのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images