古橋亨梧、自身のお気に入りゴールは? 30得点でも猛省する飽くなき向上心「僕は点を取れなかった」

セルティックの古橋亨梧【写真:ロイター】
セルティックの古橋亨梧【写真:ロイター】

公式戦30ゴールで優勝に貢献

 スコットランド1部セルティックに所属するFW古橋亨梧は、今シーズンここまで公式戦45試合に出場して30ゴールを記録。優勝に王手をかけて迎えた5月7日のスコティッシュ・プレミアシップ第34節ハーツ戦(2-0)では先制点を決め、セルティックのリーグ連覇に貢献した。リーグ戦だけで24得点し、得点ランクトップを走る古橋だが、自身のゴール数には満足していないようだ。スコットランド紙「スコティッシュ・サン」が報じている

 今季の活躍からチームメイトのMF旗手怜央とともに、選手も投票権を持つPFAスコットランドのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーの最終候補にも選出された古橋。自身はマザーウェルのオランダ人FWケビン・ファン・フェーンに投票したという古橋は、今シーズンの自身のパフォーマンスについて、「いつも言っているように、全員のサポートがあってゴールを決められています。ボールを奪いに走り、僕が点を取りやすいところにパスを出してくれている。彼らのおかげです」と謙虚に語り、「同時に、点を取らなければならないいくつかの場面で僕は点を取れなかった。全体的に見れば、とても幸せですけど」と、謙虚に語った。

「30得点もしているのに、もっと取れたと感じている?」と質問されると、「はい、もちろん」と言い切り「どんな状況であっても、得点できたか、失敗したか。それ以前にビルドアップの場面でも、サッカー選手としても、人としても、常に改善していきたいと思っています」と、コメントした。

 シーズン当初に掲げていた目標は「最初の目標は20ゴールでした。なぜなら、それが昨シーズンのゴール数だったからです。そのあと、25点、30点と、数字を増やしていきました」と、ここでも強い向上心を見せた。そして、お気に入りのゴールについては、「ホームでの(第22節)セント・ミレン戦(4-0)でのチップキック」と、左サイドの旗手からのスルーパスを最終ラインの裏で受けてワンタッチでGKの頭上を抜くループシュートを挙げた。

 優勝を決めた後、セルティック・パークで祝賀会を行うと、多くのファンが集まった。その時の光景について、「ファンタスティック」と答えた古橋だが、「彼らのお気に入りがキミだって分かっている?」と問われると、「良い選手も有名な選手もたくさんいるから、それには同意できないよ。でも、そのうちの1人でいられることは嬉しい」と、どこまでも謙虚に語っている。

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