ミラン本田がセードルフ氏が共同経営者を務めるレストランの10周年パーティーに出席

今季の活躍を支えた恩人

 ACミランの日本代表FW本田圭佑がかつての恩師に義理堅さを見せた。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」によると、本田は昨季、ミランを率いたクラレンス・セードルフ前監督が共同経営者を務めているミラノ市内の日本食レストラン「フィンガーズ」の開店10周年パーティーに出席。セードルフ氏とフランス人DFアディル・ラミ、シェフのロベルト・オカベ氏と会食し、祝ったという。
 本田が今年1月にCSKAモスクワと契約満了となってミランへと移籍した。その直後、現ユベントス監督のマッシミリアーノ・アッレグリ氏が解雇され、代わりにブラジル強豪ボタフォゴで現役選手としてプレーしていたセードルフ監督が緊急就任した。
 セードルフ氏は、フィリッポ・インザーギ監督も採用することがある4-2-3-1システムの右サイドで本田を固定した。戦術面の不備や、コンディションの問題で、結果を出せずにいた背番号「10」を公式の場で擁護し続け、本田本人とも面談を重ねるなど奮起を期待していた。
 ただし、チームは8位に終わり、欧州カップ戦の出場圏を失う結末を迎えた。セードルフ氏がミランを去った後、本田は開花。今季開幕直後に7試合で6得点2アシストと結果を重ねた。だが、本田の躍動には不調でも辛抱強く起用し続けた昨季の指揮官の貢献も大きかったのかもしれない。
 イタリアでの恩人の経営する和食店の記念日でテーブルを囲んだ本田とセードルフは、どんな会話に花を咲かせたのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Imageshoto by Getty Images

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