「彼の試合勘は時間が経つにつれて回復した」

　ここまでナスリの陰に隠れていた、中盤センター3人の名前を挙げて奮起を促した。また清武についての質問が飛ぶと、以下のように答えている。

「彼のサッカーへの試合勘は、時間が経つたびに回復してきた。代表での彼の長距離移動は、私たちのコントロールできないものだ。それは彼にとって利点でもあれば、欠点でもある。ただこの選手は“創造性”を持っていて、チームに加われば高いレベルに引き上げる。今夜の試合では、彼は出場してから攻撃の一角を担った」

　このように一定の評価を与えている。5日にはリーガの大一番バルセロナ戦を控えるが、「バルサにはシティ戦での敗戦の影響はないだろう。もし我々が完璧な午後を過ごせなければ、非常に難しい戦いになるはずだ」とも気を引き締めている。

　途中で交代したガンソについては「足がつった」とのことで、大事を取っての交代となったが、短い試合間隔となるバルサ戦で清武に先発のチャンスは巡ってくるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images