「痛みを感じずに行けることもあるが…」 セルティック旗手、宿敵レンジャーズ戦に出場可否に主将が見解

セルティックMF旗手怜央【写真:ロイター】
セルティックMF旗手怜央【写真:ロイター】

3月18日のハイバーニアン戦で負傷交代

 スコットランド1部セルティックは、現地時間4月8日にスコティッシュ・プレミアシップ第31節で宿敵レンジャーズと対戦する。この試合に日本代表MF旗手怜央が出場できるかは現地でも大きな話題となるなか、チームメイトのスコットランド代表MFカラム・マクグレガーが旗手の出場の可否について言及した。スコットランド紙「Scotsman」が報じている。

 旗手は3月18日に行われた第29節ハイバーニアン戦(3-1)に先発出場したが、ハムストリングスを負傷して前半13分でベンチに退いた。その後、レンジャーズ戦に向けた調整を続けてきたとされるが、今週もスコットランド代表DFグレッグ・テイラーとともに、チーム練習に参加できなかったという。

 記事によれば、チームのキャプテンであるスコットランド代表MFマクグレガーは、旗手が間に合うかと問われると「もしかしたらね」と答えたという。「彼は1週間、ギリギリだった。試合日程が少し異なっており、痛みを感じずに行けることもある。それでも、大きなリスクを冒したくないだろう。シーズンはまだまだ続くからね。バランスが大事だ。大一番ではアドレナリンが出てくる。なんでもできるような気分になるけれど、試合が終わって初めて『痛い』と気づくんだ」と、慎重になる必要があることを明かした。

 マクグレガーは、旗手が欠場することになっても十分に戦えると考えているようだ。

「監督が強いチームを求めるのは、このためだ。こうしたことが起きた時、代わりにチームに入った選手も、チームのクオリティーやインテンシティーを下げたと感じさせないようにしなければいけない。だから僕たちは多くの選手を抱えている。選手たちはハードワークを続けているし、監督もチャンスを得た選手たちを信頼して送り出す。誰かが出られないときは、ほかの選手に出場の機会がくる。途中出場したアレッサンドロ・ベルナベイが先週末に点を取ったばかりだ。途中出場した選手が影響を与える試合は、数多くあった」

 レンジャーズ戦に勝利すれば、リーグ連覇に大きく近づくセルティック。旗手の復帰にも期待は懸かるが、セルティックは選手層の厚さをこの試合でも示すことになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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