ミランが本田に見切り? 今冬に右ウイング補強を画策、28億円の独代表MFに照準か

レバークーゼンのベララビ獲得に動くと地元紙が報じる

 ACミランが来年1月の移籍市場で、日本代表FW本田圭佑のポジションであるウイングを弱点として補強に乗り出し、レバークーゼンのドイツ代表MFカリム・ベララビの獲得に動き出したという。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

 本田は0-3と完敗した前節のジェノア戦、右ウイングで今季初先発を果たしたが、味方のオフサイドトラップの場面で自陣に残り先制点を献上。右サイドバックとして先発したMFポーリとともに狙い撃ちにされ、リーグ3連勝中だったチームの足を引っ張ってしまった。試合後の記者会見では「本田とポーリを使って後悔しているか?」と、地元番記者に右サイドの機能不全を指摘されたヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、強化部に補強のリクエストを出したという。

 そして、ミラベッリ強化部長はレバークーゼンの右ウインガー、ベララビの獲得に動いているという。ドイツ代表11試合1得点の実績を持つウインガーは、移籍金2500万ユーロ(約28億円)と見られている。

 記事では「攻撃のサイドアタッカー、ニアングとスソの代わりが不足している。本田はジェノバではスソとは違うタイプ。分裂した存在だった。ニアングの代わりはボナベントゥーラしかいない。モンテッラ監督がそこのポジションの補強に動いていることは驚きではない」と記されている。

 今季限りで契約満了となる本田は、中国リーグ移籍がイタリアメディアでも報じられているが、背番号10の去就の鍵はミランの補強事情が握っていると言えそうだ

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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