ジダン氏はバルサの同胞FWデンベレの獲得を希望

　フランス1部パリ・サンジェルマン（PSG）は、今シーズン限りでクリストフ・ガルティエ監督が解任される見通しとなっており、後任候補に元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏の名前が挙がっている。フランスメディア「Le10sport」は、監督就任にあたって、ジダン氏が獲得を希望した選手の名前を報じた。

　PSGのオーナーであるカタール・スポーツ・インベストメント社にとって、ジダン監督の招聘は悲願だった。スペイン1部レアル・マドリードの監督を退任してからフリーになっているフランス人指揮官は、すでに最初の希望選手を伝えたという。

　ジダン氏はPSGに、バルセロナ1部フランス代表FWウスマン・デンベレの獲得を希望しているという。しかし、バルセロナも彼を手放す考えはないという。現在、バルセロナは2024年で満了を迎えるデンベレとの契約延長を目指しているが、ファイナンシャル・フェアプレー（FFP）違反になる可能性がある状況だ。

　シャビ監督のチームはデンベレを重視しており、移籍可能な選手には含めてないようだ。これまでジダン氏は、フランス代表監督の就任を希望していたが、ディディエ・デシャン監督が契約を延長したことで、フリーの状況が続いていた。PSGは、ジダン氏が希望したとされる選手を獲得することで、フランス人監督を招聘することができるだろうか。