森保ジャパン、収穫に乏しい3月シリーズに ブラジルメディアが指摘「W杯以降チームが改善されていない」

ブラジルメディアがコロンビア戦の日本に厳しい評価【写真:徳原隆元】
ブラジルメディアがコロンビア戦の日本に厳しい評価【写真:徳原隆元】

鎌田の“沈黙”、最終ラインの不安定化など課題を露呈

 森保一監督率いる日本代表は3月28日、コロンビア代表とヨドコウ桜スタジアムで国際親善試合を行い、開始早々にMF三笘薫(ブライトン)のゴールで先制するも1-2と逆転負けを喫した。3月シリーズを1分1敗で終えたなかで、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)からの上積みが見られなかったと分析している。

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 カタールW杯でベスト16の成績だった日本は森保監督が続投。第2次森保ジャパンは24日のウルグアイ戦(1-1)に続いて2試合目となった。そのゲームは前半3分に三笘のヘディングシュートで先制するも、前半のうちに同点ゴールを許す展開に。後半、選手交代も積極的に行った日本だが後半16分に決められたゴールでのビハインドを跳ね返せずの逆転負けとなった。

「グローボ・エスポルチ」は、「三笘はレギュラーになるべき理由を示し、チームのスター選手、最も影響力のある選手としての地位を確立しつつある。伊東はその逆サイドで同様に脅威となり得る」と、三笘と伊東という中心選手を評価。そのうえで、カタールW杯の主力以外には収穫が少なかったと見ている。

「日本代表はW杯以降、チームが改善されていないという印象のまま代表ウィークを終えることになった。吉田(麻也)、冨安(健洋)、谷口(彰悟)を欠いた守備はより不安定になった。(GK)シュミット・ダニエルは悪くはなかったが、ポジションを確保したと言えるほど良くもなかった。キーパーソンとなるべき鎌田(大地)は控えめなパフォーマンスが続いている。1トップの状況も改善されず、浅野(拓磨)の無駄なプレー時間が増えてしまった。唯一、ストライカーとして上田(綺世)がポジティブなパフォーマンスだったが、それでもゴールは決められなかった」

 鎌田の“沈黙”、最終ラインの不安定化……、森保ジャパンは3月シリーズでは目に見えた結果を残すことができなかった。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」によるコロンビア戦の日本選手採点は以下のとおり(10点満点)。

【先発出場】
シュミット・ダニエル  6.0
板倉 滉         5.5
伊藤洋輝        6.0
バングーナガンデ佳史扶 6.5
菅原由勢        6.0
町野修斗        5.5
西村拓真        5.5
守田英正        6.5
鎌田大地        5.5
三笘 薫        7.0
伊東純也        6.5

【途中出場】
久保建英        5.5
瀬古歩夢        5.0
堂安 律        5.5
遠藤 航        5.5
上田綺世        6.0
浅野拓磨        評価なし(※出場時間短いため)

【監督】
森保 一    5.0

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