「俺の同僚に触れるな!」 韓国×コロンビアの乱闘騒動を現場取材の韓国人記者が回顧

韓国×コロンビアの乱闘騒動を記者がレポート【写真:ロイター】
韓国×コロンビアの乱闘騒動を記者がレポート【写真:ロイター】

ウリベがチョ・ギュソンを故意に倒して騒動に発展

 韓国代表は、3月24日に行われた国際親善試合でコロンビア代表と2-2で引き分けた。前半の両チームの選手による乱闘騒動があり、韓国代表MFファン・インボム(オリンピアコス)は「南米のチームはダーティーなプレーを厭わないのが特徴」とコメントしたが、海外メディアの記者も現場レポートをしている。

 試合は前半10分と同アディショナルタイムにFWソン・フンミン(トッテナム)がゴールを決めて韓国がリード。しかし後半開始早々にMFハメス・ロドリゲス(オリンピアコス)、同4分にMFホルヘ・カラスカル(CSKAモスクワ)が立て続けに決め、2-2で試合を終えた。

 試合中には激しい攻防が続き、両軍の選手が入り乱れる一触即発の乱闘騒動が起きた。韓国誌「フォーフォートゥー」は、「コロンビアの選手たちは激しいファウルを犯し続け、このなかでキム・ジンス、ソン・フンミン、チョ・ギュソンなどが倒れたりもした。前半28分にはウリベがチョ・ギュソンを故意に攻撃し、これにファン・インボムが直ちに駆けつけてウリベと衝突した。明らかな非マナーのプレーであり、後半もコロンビアの荒々しいファウルは続いた」とレポート。中盤でフル出場した26歳のファン・インボムは、「南米のチームは、個人としてもチームとしても荒っぽくて、ダーティーなプレーを厭わないのが特徴だ。とはいえ、これも試合の一部。試合が終わったら(ウリベと)和解して挨拶もした」とコメントしていた。

 韓国のスポーツ・芸能総合サイト「マイデイリー」は、クァク・ギョンフン記者の“現場の目”として、「俺の同僚に触れるな!」「負けるな。ワイルドに、強く行こう」と見出しを打って、当該シーンを描写している。

「前半28分、コロンビア陣内でFWチョ・ギュソンがボールを持って前に出た瞬間、マテウス・ウリベがチョ・ギュソンの足を意図的に蹴り、チョ・ギュソンが倒れた。うしろからその光景を見ていたファン・インボムがウリベを押し、両チーム選手たちは瞬く間に入り乱れてもみ合った。ファン・インボムのうしろにいたハメス・ロドリゲスが走って行き、ファン・インボムとウリベの仲裁に入った」

 一触即発の乱闘騒動は、現地で取材していた記者の印象にも強く残ったようだ。

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