森保ジャパン、ウルグアイ戦出場16選手+監督をブラジルメディア採点 「ポジション奪取の本命候補」と絶賛した新戦力は?

日本代表のウルグアイ戦をブラジルメディアが採点【写真:徳原隆元】
日本代表のウルグアイ戦をブラジルメディアが採点【写真:徳原隆元】

ウルグアイ相手にドローに持ち込んだ同点弾の西村らに高い評価

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング20位)は3月24日、キリンチャレンジカップ2023でウルグアイ代表(同16位)と戦い1- 1のドロー決着。ブラジルメディアは日本の選手を10点満点で評価している。

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 日本はカタール・ワールドカップ(W杯)以降、初の国際試合となったウルグアイ戦。前半38分にMFフェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)のゴールで先制される苦しい展開となる。

 日本の反撃は後半20分、FW上田綺世(セルクル・ブルージュ)のポストプレーから抜け出したMF伊東純也(スタッド・ランス)が倒されペナルティーキック(PK)の判定を得る。しかし、のちにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入しノーファウル、PK取り消しとなった。

 それでも同30分に伊東からのクロスをMF西村拓真(横浜F・マリノス)が投入後ファーストタッチでゴールに蹴り込み同点に持ち込んでいる。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」はこの試合に出場した日本代表選手を10点満点で採点。チーム最高の「6.5」点には菅原由勢(AZアルクマール)、MF遠藤航(シュツットガルト)MF三笘薫(ブライトン)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、FW西村拓真(横浜F・マリノス)の5人が並んだ。

 まず得点を決めた西村について「スター性を持っている。鎌田に欠けていたエリアでの存在感を発揮し、日本の敗戦を阻止するのに貢献した」とMF鎌田大地(フランクフルト)と交代で入ったアタッカーを絶賛している。

 アシストの伊東についても「ベンチから登場し、試合を変えた。同点ゴールをアシストし、もう少しでPKを獲得するところだった。右サイドのファーストチョイスとして、堂安の上に立つべき存在であることを証明した」と実力の高さを評価した。

 右サイドバック(SB)で出場した菅原を「改革された日本のディフェンス陣の中で最も優れている。現サイクルのポジション奪取の本命候補」とべた褒め。ゲームキャプテンとして出場した遠藤には「最も経験豊富な選手。チーム内で疑う余地のない存在で、常に適切なポジションを取り、タックルも確実だった。同点ゴールの場面では、日本のボックス手前で遠藤のタックルから始まったことは特筆に値する」と攻守で中盤の要として機能した点を称えた。

 左サイドで先発した三笘は「最も危険な日本人」と紹介。「ウルグアイのディフェンスを脅かしたのは彼だけだった」と前線での脅威として評価するも「後半は、マークが厳しくなりチームメイトからのサポートも十分でなかったため、ペースダウンしてしまった」と寸評している。

 また、チーム最低点の「5.0」点にはDF伊藤洋輝(シュツットガルト)とFW浅野拓磨(ボーフム)が並んだ。左で三笘と組んだ伊藤は「左SBは彼のものではないことがさらに証明された。ゴールシーンでバルベルデの足元にボールを置いてしまっただけでなく、パスミスが多く、また左サイドの三笘との連携も生かしきれていなかった。チームの弱点」と酷評している。

 浅野については「よく動き、角度のないところから危険なシュートを放つこともあったが、またしても前線の基準として失敗。三笘からパスを受けた際にもチャンスはあったが、シュートのタイミングを逸した」とゴールという結果に結びつかなかった1トップに低めの評価を付けている。

 一方、初陣を切った森保監督には「不利なスコアでもハーフタイムに選手も態度も変えなかった。チームはブレーキに手をかけたままプレーし、本当に盛り上がったのは最初の数人の交代劇の後、同点に追い付き追い上げたときだった」と「6.0」の及第点を与えている。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」によるウルグアイ戦の日本選手採点は以下のとおり。

【途中出場】
シュミット・ダニエル 6.0
板倉 滉    6.0
伊藤洋輝    5.0
瀬古歩夢    6.0
菅原由勢    6.5
遠藤 航    6.5
浅野拓磨    5.0
守田英正    6.0
鎌田大地    5.5
三笘 薫    6.5
堂安 律    6.0

【途中出場】
橋岡大樹    評価なし(※出場時間短いため)
伊東純也    6.5
西村拓真    6.5
上田綺世    5.5
田中 碧    5.5
中村敬斗    評価なし(※出場時間短いため)

【監督】
森保 一    6.0

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