JFA田嶋会長、“FIFA国際マッチデー”2025年以降の変更に懸念 「Jリーグ選手がかなり取られてしまう」

日本サッカー協会の田嶋幸三会長【写真:(C) JFA】
日本サッカー協会の田嶋幸三会長【写真:(C) JFA】

22日の取材でFIFAの決定について話す

 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が3月22日、取材陣の前に姿を見せ国際サッカー連盟(FIFA)の決定した2025年以降の「インターナショナルマッチカレンダー(国際マッチカレンダー)」について意見を述べた。

 FIFAは15日に2025年から30年までの国際マッチカレンダーを更新。国際試合を行う「国際マッチデー」について、3月の9日間(2試合)、6月の9日間(2試合)、9月下旬から10月上旬で連続して16日間(4試合)、11月の9日間(2試合)の予定になるという。

 このことについて触れた田嶋会長は「9月、10月は16日間ぶっ通しで行われます。Jリーグの最後の2か月と重なり、かなり(国際試合によって)選手が取られてしまうことになります」とその弊害を嘆いた。

 また、22日には野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で見事優勝を果たした日本代表へは「感動しました」と祝福。「見ていて見事としか言いようがない」と以前から親交があるという栗山英樹監督を称えた。

「栗山監督とはファイターズに行く前から付き合いをさせてもらっていて。いろいろご苦労されたとは思うけれども、嬉しかったですね。プロの監督として完璧にして下さっている。感動しました」

 そうしたうえで、サッカー日本代表の課題感も感じたと明かす。「野球、サッカー、バスケットボール…。スポーツが頑張ることで日本が盛り上がることは大きいことです。サッカーはまだベスト16。大きな顔をせず、しっかりと地道に大きな強化をしてやらなきゃいけないなと改めて思いました」と改めて決意を口にした。

 世界一に輝いた野球に追い付くためにも、24日に初陣を迎える“新生森保ジャパン”の活躍に期待が懸かっている。

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