森保ジャパン「推定市場価格ランキング」 30億円超は3人…日本人選手の“最高額”は?

3月シリーズの招集メンバーで最も評価が高い選手は?【写真:徳原隆元】
3月シリーズの招集メンバーで最も評価が高い選手は?【写真:徳原隆元】

3月シリーズの日本代表メンバー発表、進境著しい久保建英と板倉滉が市場価格5位タイ

 日本サッカー協会(JFA)は3月15日、ウルグアイ代表(24日/国立競技場)、コロンビア代表(28日/ヨドコウ桜スタジアム)と戦うキリンチャレンジカップの日本代表メンバーを発表した。ドイツ移籍情報専門サイト「transfermarkt」が公開しているサッカー選手の推定市場価格データを基に、日本代表に招集されたメンバーの推定市場価格ランキングを紹介する。

 2022年11月のカタール・ワールドカップ(W杯)では、森保一監督が率いる日本代表が優勝経験国のドイツ代表やスペイン代表を撃破して世界に衝撃を与え、アジア勢で初となるW杯2大会連続ベスト16を成し遂げた。同年12月に森保監督の続投が決定し、3月シリーズは第2次森保ジャパンの初陣となる。

「transfermarkt」では、移籍金や年齢、実績、将来性などを基に選手の推定市場価格を独自に算出しており、3月シリーズで招集された日本代表メンバーに目を向けると上位は欧州組が占めた。

 注目のトップ5はカタールW杯組がひしめく。5位の1200万ユーロ(約17億100万円)で並んだのが、スペイン1部レアル・ソシエダのMF久保建英(今季リーグ戦22試合4ゴール5アシスト)とドイツ1部ボルシアMGのDF板倉滉(リーグ戦16試合2ゴール)。2人とも近年の進境が著しく、所属チームでも大きな存在感を放つ。森保ジャパンでも攻守の新たな軸となり得る存在だ。

ブライトンで活躍する三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンで活躍する三笘薫【写真:ロイター】

W杯後に最も価値を高めた三笘薫、3か月間で価格が約3倍に上昇

 4位は、カタールW杯のスペイン戦で弾丸シュートを叩き込んで脚光を浴びたMF堂安律。ドイツ1部フライブルクで今季リーグ戦24試合3ゴール5アシストの結果を残し、1500万ユーロ(約21億2600万円)となっている。

 欧州のビッグクラブが熱視線を送るMF三笘薫が3位にランクイン。スピードと技術が融合したドリブルを武器にイングランド1部ブライトンで活躍し、今季リーグ戦20試合6ゴール4アシストと目覚ましい働きを披露している。評価はうなぎ上りで、昨年12月から約3倍近く上昇した価格は現在2200万ユーロ(約31億1800万円)。W杯後の3か月間で最も価値を高めた1人と言っていいだろう。

 2500万ユーロ(約35億4400万円)で2位に食い込んだのは、イングランド1部の名門アーセナルに所属するDF冨安健洋だ。今季はクラブで激しいポジション争いを繰り広げるなか、左右のサイドバックに対応するユーティリティー性を発揮し、首位を走るチームでリーグ戦21試合(1アシスト)に出場している。

 冨安は当初3月シリーズに招集されていたものの、同16日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第2戦スポルティング戦で前半9分に右膝を痛めて負傷交代し、怪我のため代表不参加が決まった(※3月18日、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズのDF町田浩樹を追加招集)。

去就が注目されている鎌田大地【写真:ロイター】
去就が注目されている鎌田大地【写真:ロイター】

頭一つ抜けている鎌田大地、欧州のビッグクラブが新天地候補に

 森保ジャパンだけでなく、現役の日本人プレーヤーの中で“最高額”となったのは、ドイツ1部フランクフルトのMF鎌田大地。欧州で高い評価を得ており、価格は3000万ユーロ(約42億5200万円)と頭一つ抜けている形だ。

 今季限りでフランクフルトとの契約が満了するなか、FCバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプール、チェルシー、トッテナム、ボルシア・ドルトムントなど複数のビッグクラブが新天地候補として挙がり、移籍市場をにぎわせている。

 今季リーグ戦で22試合7ゴール5アシストの結果を残し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも8試合3ゴールと存在感を示す鎌田。日本代表の主軸としても活躍が期待されるなか、3月シリーズでも注目を集めそうだ。

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