セルティック旗手、カップ戦の“シミュレーション疑惑”を元主審が指摘 「素晴らしい選手だが、これは悪質」
スティーブ・コンロイ元主審が「VARは介入できない」理由にも言及
スコットランド1部セルティックは、現地時間3月11日に行われたスコティッシュカップ準々決勝ハーツ戦で2-0と勝利して準決勝進出を決めた。その試合でMF旗手怜央が見せたプレーについて、元主審のスティーブ・コンロイ氏がシミュレーションであると主張した。英紙「スコティッシュ・サン」が報じている。
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旗手は今季ここまで公式戦37試合に出場して8得点9アシストを記録。今シーズンのクラブ年間最優秀選手に推す声も聞こえてくる。
そんな旗手だが、物議を醸したのが、セルティックが2-0とリードしている後半16分にMFオレスティス・キオムルツォグルに倒された場面だ。主審はキオムルツォグルにイエローカードを出して、セルティックにフリーキック(FK)が与えられた。最終的にセルティックが3-0で勝利したが、コンロイ氏は旗手がファウルをもらおうと装ったシミュレーションであると主張した。
選手が一発退場にならなかったことに加え、PKが与えられたものではなかったため、この場面はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の対象にもならなかった。コロネイ氏は「この件について、私たちは試合を振り返ったうえでレッドカード扱いにし、2試合の出場停止を課すべきだと主張してきました。ダイビングは対象になっていないため、VARは介入できません。旗手怜央はスコットランドのサッカー界で素晴らしい選手ですが、これは悪質だ」と、主張した。
「見たくない醜い、酷いものであり、スコットランドFA(スコットランドサッカー協会)がなぜ遡って行動を起こさないのかが分からない。そうしたことをやらなくなったように思う」
すでに試合からも時間が経ったため、このあとに出場停止処分が下される可能性は低そうだが、コロネイ元主審には旗手のこのプレーはいいものに見えなかったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)