森保監督、第2次政権初陣は「ベストなメンバーを選んだ」 W杯ベテラン組選外、初招集4人の理由は?

日本代表を率いる森保監督【写真:轡田哲朗】
日本代表を率いる森保監督【写真:轡田哲朗】

中村敬斗ら4人が初招集

 日本サッカー協会(JFA)は3月15日、24日にウルグアイ代表(国立競技場)、28日にコロンビア代表(ヨドコウ桜スタジアム)と対戦するキリンチャレンジカップに臨む日本代表メンバー26人を発表。カタール・ワールドカップ(W杯)の主将を務めたDF吉田麻也(シャルケ)らベテランが外れ、FW中村敬斗(LASK)ら4人が初選出された。森保一監督は記者会見で「ベストなメンバーを選んだ」と語っている。

 昨年12月、カタールW杯でベスト16の結果を残した森保監督の続投が正式決定。W杯終了後の指揮官継続は日本代表史上初のことで、今回3月に行われるキリンチャレンジカップ2試合は、森保ジャパン“第2章”の始まりとなる。

 第二次政権の初陣にはMF久保建英(レアル・ソシエダ)らカタールW杯メンバー16人。GK川島永嗣(ストラスブール)、GK権田修一(清水エスパルス)、DF吉田麻也(シャルケ)、DF長友佑都(FC東京)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、DF谷口彰悟(アル・ラーヤン)、DF山根視来(川崎フロンターレ)、MF柴崎岳(レガネス)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF相馬勇紀(カーザ・ピアAC)が外れた。

 森保監督は選考について、「我々が積み上げをしていくうえで、ベストなメンバーを選んだと思う」と断言。「パリ五輪世代の選手も入っているが、パリ五輪日本代表の戦いも大事だが、五輪世代の代表ではなくA代表を選手たちに目指してほしい。そこで経験してもらい、戦力になるという成長をしてもらったうえでA代表、五輪でも戦えるという力をつけてもらえれば、選手のためにも、所属チームのためにも、日本代表のためにもなると思う」と語った。

 一方で、吉田や酒井、長友、柴崎ら実績のある選手が今回はメンバーから外れたことに関しては、「長く日本代表を支えて国のために戦ってくれ、彼らの存在の大きさは私自身も監督として大きな存在感を感じていたし、彼らにチーム作りの上でも支えてもらうところが大きかった。これからのチーム作りにおいて、彼らがやってくれることは計算できるところがある。彼らがいなくなった時にどれだけ日本の力をつけていけるか、培っていかないといけない。これまでの貢献に感謝しているし、今回も選ばれておかしくない活躍を見せてくれているなかだが、またより幅広く選手層を厚くして強くして、最強の日本代表を将来的に作っていけるように。ですので、チャンスをもらった選手たちにはここで存在感を見せてほしい」とメッセージを送った。

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