三笘薫、失われない英国での信頼 「メンタリティーはエリート」…苦境でも上がる絶賛の声

直近2試合ゴールから遠ざかっている三笘薫【写真:Getty Images】
直近2試合ゴールから遠ざかっている三笘薫【写真:Getty Images】

直近のリーグ戦2試合で沈黙、武器を封じられ改善点を指摘

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、直近のリーグ戦2試合でインパクトを放てず、プレミアリーグで試練の時を迎えている。一方で、日本人アタッカーへの信頼は決して失われていないようで、現地ジャーナリストは「メンタリティーはエリートレベルだ」と称えている。

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 三笘は2月18日のプレミアリーグ第24節フルハム戦(0-1)で8試合連続となる先発出場を果たすも、武器のドリブルを封じられ沈黙。第23節クリスタル・パレス戦(1-1)に続き、相手の“三笘対策”を打破できず敵陣を切り裂く突破で沸かせるシーンは限られてしまった。

 そんななかで、クラブ公式ツイッターは「カオルは週末後、フラストレーションが残っていた」と綴り、オフィシャルインタビューでの三笘のコメントを紹介。「フルハム戦のように、膠着した状態を打破するために、サイドのクオリティーを高める必要がある」などと、改善点を指摘している。

 今季プレミアリーグでブレイクを遂げた三笘は、パフォーマンスのみならず、物事をしっかりと分析するスタンスも海外で話題を集めてきた。大学時代、ドリブルをテーマに書き上げた卒業論文もその1つで、自らの武器をしっかりと分析したうえで飛躍へつなげた姿は各国メディアで興味深く伝えられている。

 そうした姿勢は現地で支持され、活躍への期待度へとつながってきた。その影響からか、SNS上には三笘へ信頼を寄せる声が続々と上がり、ブライトン在住のジャーナリスト、ライアン・アドセット氏は「彼のメンタリティーはエリートレベルだ。反撃のための努力は間違いない。一流の人だ」とツイート。ブライトンを取材するジャーナリストのチャーリー・ハッフェンデン氏も「ドリブル博士のサッカー脳は桁違い」と絶賛している。

 世界最高峰のプレミアリーグで圧倒的な成功率を収めてきた無双ドリブルは、ここに来て1つの壁にぶち当たりつつあるが、そんななかでも周囲からの信頼は決して失われてはいない。今季プレミアリーグで堂々たるパフォーマンスを見せてきた日本人アタッカーはこの困難をどう克服するだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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