日本代表・森保監督、FC東京×浦和戦視察の理由告白「戦力として見ていける選手が…」 松木玖生に高評価「存在感があった」
カタールW杯でプレーした浦和DF酒井宏樹、FC東京DF長友佑都にも言及
日本代表の森保一監督は、2月18日にJ1開幕戦のFC東京と浦和レッズのゲームを視察。その理由について、カタール・ワールドカップ(W杯)でプレーしたFC東京のDF長友佑都や浦和のDF酒井宏樹の存在だけでなく、「これからのJリーグを背負う、日本代表の戦力として見ていける選手がいると思い見に来た」と明かした。
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森保監督が視察したゲームは、マチェイ・スコルジャ監督が就任した浦和が前半にハイプレスでボールを中盤で奪う場面を多く作ったが、後半には運動量が減退。そこをFC東京が2得点で仕留める展開になった。全体の感想として「前半から激しく厳しく、ボールを奪ってゴールに向かう姿勢がすごく良かった。両チームの選手がアグレッシブに、連係連動していた」と話した。
今季、浦和で主将を務める酒井について「怪我あがりだったと思う。コンディション的に100%ではなかったかもしれないけど、チームを支えながら自分の良さを出していくプレーをしていた」と触れ、途中出場した長友について「ブラボーと言いたいところですが、それはだいぶ時間が経ったので。試合中からチームを鼓舞する、ベンチから姿勢で戦っているところ。佑都もベンチからチームの一員で戦う姿が素晴らしい」とW杯組の両選手について言及した。
年上の選手にも混ざってパリ五輪を目指す代表チームにも入り込んできているFC東京の高卒2年目MF松木玖生について聞かれると、森保監督は「すごく存在感があって良かった。気持ちも局面で勝っていくこと、チームを鼓舞しながら自分もアグレッシブに前向きにプレーするところ」と評している。
今年の5月でJリーグは1993年の開幕から30周年を迎える。その時にはサンフレッチェ広島の選手としてプレーし、同年の秋にはアメリカW杯最終予選「ドーハの悲劇」で涙をのんだ森保監督は「Jリーグができて日本のサッカーは急速に発展している。これからJリーグがさらに世界のトップのリーグのように発展していくことを願ってる。地域のホームタウン、サポーターに支えられて成長している。各チームの頑張りが地域貢献、地域の人を励ます、楽しめるコンテンツになれば」と話していた。
日本代表は3月のインターナショナル・マッチウィークにウルグアイ代表(24日)、コロンビア代表(28日)との国際親善試合を予定。カタールW杯後の初めてのゲームに、森保監督はJリーグから新戦力をピックアップするのだろうか。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)