FC東京がホームJ1開幕戦で白星スタート 監督交代で心機一転の浦和は課題くっきり
オウンゴール、渡邊凌磨のゴールでFC東京が浦和に2-0勝利
J1は2月18日に各会場で開幕戦が行われ、味の素スタジアムではFC東京と浦和レッズが対戦。後半に2得点したFC東京が、監督交代で心機一転のシーズンに臨む浦和を2-0で下した。
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マチェイ・スコルジャ監督の就任で注目される浦和は、新戦力のノルウェー人DFマリウス・ホイブラーテンがスタメンのピッチに立って日本デビュー。FC東京は横浜F・マリノスから移籍のFW仲川輝人が右ウイングでスタメン出場した。
浦和は昨季からの違いとしてハイプレスの回数を増やして重心を前に置くということがプレシーズンからあったとおり、FC東京の最終ラインにプレッシャーをかけて苦しい縦パスを出させることで、それを中盤で回収することでペースを掴んだ。その反面、そこからゴール前へと迫っていくクオリティーは不十分で、大きなチャンスを作り出せないまま時間が進む。一方のFC東京は仲川の右サイドから連係でDF中村帆高が深い位置まで切り込む攻撃を何度か見せたが、こちらも決定機にはつながらなかった。
前半を0-0で終えたゲームは後半からFC東京がダブルボランチにスイッチ。後半3分には左サイドからの折り返しに仲川がシュートを放ったがゴールポスト直撃。浦和は後半もプレスから中盤で回収する流れは続いたものの、攻撃の最終局面での質が上がってこなかった。
そうしたなかで迎えた後半21分、FC東京は左サイドを切り崩してゴール前にマイナスのボールを入れると、イレギュラーバウンドもあり戻ってきた浦和MF小泉佳穂に当たったボールがオウンゴールに。浦和の運動量が落ちてきたことが目に付く時間帯になり、FC東京は後半29分にFWディエゴ・オリヴェイラのパスに走り込んだ途中出場のFW渡邊凌磨が放ったシュートが決まり2-0とリードを広げた。
1点ビハインドの時点でFW興梠慎三やMF関根貴大を投入していた浦和だが、このまま2点ビハインドを跳ね返せずに敗戦。最後の時間帯も間延びしたスペースをFC東京の攻撃陣にかなり使われて危険な場面を迎えた部分もあり、昨季まで率いたリカルド・ロドリゲス監督からの交代による変化は見えた一方で、課題もくっきりと浮き彫りになった。
(FOOTBALL ZONE編集部)