ソシエダで好調の久保建英、「レアル会長を苦しめる3選手」にスペインメディア選出
ウーデゴール、ハキミ、久保の3人が対象
スペイン1部レアル・マドリードは、現地時間2月12日のクラブワールドカップ(W杯)決勝でアル・ヒラルに5-3で勝利して史上最多5度目となる世界一に輝いた。フロレンティーノ・ペレス会長の下で大きな成功を収めているが、スペインメディア「ドン・バロン」は、「会長を苦しめる存在」としてレアルを退団後に才能を開かせている3人の選手たちを紹介。スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英の名前も挙げられた。
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記事では「マーティン・ウーデゴール、アクラフ・ハキミ、久保建英は首都(マドリード)で運を試された。そして、厳しい競争によって出場機会を得られなかった彼らは、現所属クラブで非常に重要な存在となっている」と、イングランド1部アーセナルのキャプテンとなったノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール、フランス1部パリ・サンジェルマンのモロッコ代表DFアクラフ・ハキミとともに、久保を紹介した。
将来性のある若手として才能を見出されて、18歳の時にFC東京からレアルに加入した久保だったが、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェとレンタル移籍を繰り返した。そして今シーズンの開幕前には、ソシエダへ完全移籍している。
今シーズン、リーグ戦3位と躍進を見せているレアル・ソシエダの中で、久保は攻撃を牽引する活躍を見せており、ここまで公式戦25試合で4得点6アシストを記録している。
そして「若い日本人は、ヨーロッパの複数のビッグクラブがオファーを出したなかで、最終的にフロレンティーノ(・ペレス会長)のチームを選んだ。しかし、日本人はレアルでほとんど出場時間を得られず、自身の才能を示せなかった。クラブの忍耐力のなさが、首脳陣の失策を示している。21歳という年齢で、アジアのサッカー選手はレアル・ソシエダの象徴的な存在となった。最悪なことは、レアルはこの名手のために、わずか700万ユーロ(約10億円)しか要求しなかったことだ」と、批判した。
これまでもスペインでは、レアルが久保を買い戻すのではないかと報じられてきたが、果たして評価を高めている久保はどのようなキャリアを歩んでいくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)