ユナイテッド、「ボール支配率35%」の衝撃 敵地リバプール戦で史上最低の数字を記録

リバプール戦では完全にボール支配を放棄

「これは我々のプラン通りだ。ボールを保持することで試合を支配したくなかった。我々は相手が、バイリーとスモーリングからフェライニ、エレーラへの最初のパスにプレスをかけたい事を知っていた。相手が8番役の2人でプレスをかけてくることも分かっていた」

 名将ユルゲン・クロップの得意とする前線からハイプレッシャーをかける「ゲーゲンプレス」への対策を講じていたという。

「彼らがボールを失った時には強烈な切り替えをしてくると分かっていた。また相手もゴールが難しい事は分かっていた。勝つためにゴールを奪おうとした。前後半も力強いスタートをしたかったが、彼らは良いチームだった」

 昨季までルイス・ファン・ハール前監督の下でポゼッション至上主義を体現したユナイテッドは、今回のリバプール戦では完全にボール支配を放棄していた。サポーターは「攻撃的なサッカーが見たい」と前政権の崩壊を願っていたが、堅守をモットーにし、ユナイテッド史上最低の支配率を記録したモウリーニョ体制も同じ道をたどってしまうのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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