浦和3年ぶりの公開練習にファン300人 MF岩尾が「改善の余地がある」と言及した点は?

一般公開でトレーニングを実施【写真:轡田哲朗】
一般公開でトレーニングを実施【写真:轡田哲朗】

約300人のサポーターが見守るなかで公開練習

 浦和レッズは、2月6日に一般公開でトレーニングを実施。新型コロナウイルスの影響で長らくファン・サポーターに公開せず練習をしてきたが、約3年ぶりに300人ほどのサポーターが観客席で見守った。

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 浦和は1月11~29日まで沖縄県でトレーニングキャンプを実施。さいたま市に戻っていわきFCとの非公開トレーニングマッチを経て、この日が公開練習になった。本格的なコロナ禍が始まった2020年の春以降は、一般非公開が続いていた。

 そうした事情もあり、今季から指揮を執るマチェイ・スコルジャ新監督は「成功の多いシーズンに。今日は楽しんでいってください」とファンに呼びかけた。GK西川周作も「やっぱりいいですよね。3年ぶりですか? こうやって応援してもらって。でも、一番張り切っていたのはジョアン(ミレッGKコーチ)かもしれないですよ」と、笑顔で話していた。

 いわきFCとのトレーニングマッチについて、MF岩尾憲は「ビルドアップと(ボールの)動かしのスムーズさは良くなっているが、ペナルティーエリア付近には改善の余地がある」とコメント。攻撃の仕上げについて「監督からの提示もあるので、それを相手のあるなかでどれだけ意識しながらやれるか」と、チームの現状についても話した。

 トレーニングの内容自体は、キャンプ中にも行っていたような攻守の切り替えを強調するようなものが多くあった。新戦力のノルウェー人DFマリウス・ホイブラーテンと、海外移籍を目指したものの残留になったDF岩波拓也は全体練習後にフィジカルテストを実施するため、全体練習には合流しなかった。

 浦和のスタッフによると、今季はこうした公開練習を実施していく方針とのこと。スコルジャ監督の就任でよりアグレッシブなサッカーを目指す浦和も、少しずつ日常を取り戻しながらチームを仕上げて2月18日のリーグ開幕戦、FC東京戦を目指していくことになりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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