“日韓戦開催”はありえるのか? 日本の反町委員長の発言に韓国反応「対決の可能性を提起」「実現は事実上…」

日韓戦開催の可能性は?【写真:ロイター】
日韓戦開催の可能性は?【写真:ロイター】

オンライン取材で韓国について問われた一言に母国メディアが反応

 森保一監督率いる日本代表は、3月24日と28日にキリンチャレンジカップ2023を予定している。現在も対戦相手を模索中の日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長の発言に、韓国メディアが反応を示しているようだ。

 2月2日に行われたメディア向けのオンライン取材で、3月の代表戦について問われた反町委員長は「まだ決まっていない」と対戦国探しに苦戦していることを明かしている。さらに記者から「韓国はどうか?」と鋭い意見が飛ぶと、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)で日本と同様のベスト16に残った成績も挙げつつ「もちろん考えるに値するとは思っている」と一言発言した。

 この発言に当該国の韓国も反応。韓国の総合ニュースサイト「ニューシス」は「パウロ・ベント後任のデビューは日韓戦?」と大きく見出しを取り紹介した。欧州はEURO(欧州選手権)、ほか地域でもアフリカや北中米も大会予選があり、「アジア諸国は相手を見つけるのは容易ではない」と指摘。「韓国は後任監督選びが盛んだ。日韓戦が実現すれば、新しい指揮官のデビュー戦になることができる」と報じている。

 同国メディア「dailian」では「FIFAランキングで韓国は25位で日本(20位)より下だが、ソン・フンミンやキム・ミンジェなどトップクラスのヨーロッパで活躍する選手を保有している。カタールW杯では日本と共に16強に上がる底力を見せた」と両者の実力に見解を立てつつ可能性を探っていた。

 また、韓国の総合ニュースサイト「news1」では「対決の可能性が提起された」と伝えたものの「大韓サッカー協会は南米の6チームと接触、協議中だ」と状況を考察。「もし韓国が南米チームと3月に2試合を行うことになれば、日韓戦の実現は事実上難しくなる」としている。

 新たに4年後へ向け出発する日本代表の初陣に、同じアジアの韓国も目を離せないようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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